- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県江府町
- 広報紙名 : 町報こうふ 2025年11月号
〜よき伝統を守りながら(不易)進歩に目を閉ざさないこと(流行)によって「理想」を創造する〜
■10年目を迎えた「学園議会」
秋も深まり、奥大山の紅葉が美しい季節となりました。さて、今回は、江府町の未来を担う子どもたちの活動、「学園議会」についてご紹介いたします。
この取り組みは、平成29年1月19日、江府中学校の生徒による「中学生議会」として初めて開催されました。当初から生徒たちは熱心に一般質問を行い、行政に対する関心の高さを示してくれました。
特に、平成30年からは、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育を体験し、その成果として「未来をつくるアイデア」をスキット形式で提案するスタイルが確立しました。遊び心に富んだ「奥大山天然かき氷」や、地域課題解決を目指す「空き家クリーン・リペア大作戦」など、彼らの柔軟な発想にはいつも驚かされます。一般社団法人i・club様のご協力のもと、この創造的な提案方法は現在まで受け継がれています。
令和4年4月に義務教育学校「奥大山江府学園」が開校したことに伴い、議会の名称も「学園議会」と改められました。そして先日、10月22日、記念すべき10回目となる「学園議会」が開催されました。
今回の質問は、全てが町の重要な資源である「水」をテーマにしたものであり、回を重ねるごとに、生徒たちの地域課題への洞察が深まっていることを実感しました。
これまでの10回で、提案された質問・アイデアは実に43項目に上ります。中には「桜・銀杏のライトアップ」、「奥大山天然かき氷」、「オンスタ☆」のように既に実現したもの、「ブルーベリーベリーBIGマウンテンパフェ」のように企画が進行中のものもあり、子どもたちの声が着実に町の形を変えています。
何より心強いのは、「先輩が提案したアイデアを、後輩が引き継いで実現させる」という、世代を超えた素晴らしい連携の流れが生まれていることです。子どもたちが自ら撒いた未来の種が、着実に芽吹き、実を結び始めていることを肌で感じています。行政は、これからもこの「学園議会」を通じて、未来を担う子どもたちの主体性を尊重し、その斬新なアイデアを町の活力へと変えていく努力を続けてまいります。皆様も、ぜひ温かい目で見守り、応援をお願いいたします。
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