その他 地域おこし協力隊の安居楽業(あんきょらくぎょう)~のどかに暮らし、仕事を楽しむ~

■vol.7 スポーツから地域へ!コンディショニングで暮らしを支える
9期生 林隼平(はやししゅんぺい)

協力隊の林隼平です!あっという間に着任して1年半が経ちました。私の出身は松江市で、高校を卒業してから資格を取るために大阪の専門学校へ進学しました。その資格が『アスレティックトレーナー』です。聞き馴染みの無い資格で、よく公園のアスレチックを補助する人と間違えられます。
『アスレティックトレーナー』とは『安心安全にスポーツができる環境を整える職業』です。例えば、スポーツチームに常駐し、選手の怪我の予防、一刻でも早く試合や練習に復帰するためのリハビリを処方します。また、整形外科に勤務し、スポーツ選手や学生へのリハビリや怪我をしにくい体の使い方を指導したりする働き方もあります。私は前職で整形外科に5年間勤務し、日々そのような業務にあたっていました。スポーツ選手に関わる事が多かったのですが、来院される人は、慢性的な腰痛や肩こりをお持ちの人も多く、スポーツ選手以外の人も担当していました。
そんな中、『スポーツの場だけでなく、働く場にも安心安全が必要ではないか?』と考えるようになりました。これが協力隊として新たなキャリアを歩み始めたきっかけです。同時に『松江に戻って仕事をしたい』という思いも重なり、昨年松江にUターンしました。
アスレティックトレーナーとしては『スポーツの場』、地域おこし協力隊としては『スポーツの場以外』という線引きを持って活動しています。『スポーツの場以外』というのは、具体的に『デスクワーカー』『産後のお母さん』『地域の高齢者』などです。このような人々に『コンディショニング』を提供しています。コンディショニングとは、『体のコンディションを整えて良いパフォーマンスを発揮するための手段』をさします。ストレッチ、筋トレ、ヨガ、ピラティスなどを用いて、体のコンディションを良好に保ちます。日頃から良いパフォーマンスで生活できることは非常に嬉しいことだと思います。デスクワーカーであれば、腰や肩周りのケア、産後のお母さんであれば、骨盤周りの整え方などをお伝えしています。
活動を通じて『心の安心を提供したい』というのが私の思いです。それが、アスレティックトレーナーとして新たな可能性を生み出すことに繋がると考えています。今後は活動を広げ、『全世代がコンディショニングを受けられる場』を松江に作りたいと考えています。どこへでも出張します。ぜひご依頼いただき、コンディショニングを体感してください!