健康 こんにちは、保健師です。(241)

■減塩、それは“愛”~家族の健康は愛のこもった減塩から~
市では、令和7年度より「うんなん愛の減塩プロジェクト事業」を開始しました。「減塩は十分やっているつもり」、「もう聞き飽きた」、「どうやったら減塩できるの」など感じていませんか。「うんなん愛の減塩プロジェクト事業」では、皆さんとともに楽しみながら、減塩行動が実践できるよう取り組みを展開します。
減塩、それは“愛”。できることから始めてみませんか。

■日本人の最も重要な栄養課題は、「食塩の過剰摂取」
日本人の食塩摂取量は1日当たり約10gであり、他国と比較し、大きく上回っています。雲南市民の推定食塩摂取量は、9.2g/日ですが、これは国、県が目標としている7g/日以下より2.2g多い結果です(令和4年度特定健診健康調査結果)。

◎食塩摂取量の目標値と現状値(g/日)

■なぜこんなに食塩を摂っているのか?
日本人の食塩摂取源の約7割は調味料です。その中でもしょうゆやみそ、塩が多くの割合を占めています。

■食塩を摂りすぎるとどうなるのか?
人口動態統計によると、非感染性疾患(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患等)は日本人の死因の約50%を占めています。死亡リスクに影響を与える主要な因子は、「喫煙」と「高血圧」であり、食事に関する因子としては、“塩分のとりすぎ”が最も多くみられる問題点として明らかになっています。

◎危険因子ごとの年間死亡数(万人)

出典:Ikeda etal.Plos Med2012
(参考:厚生労働省)

■「塩分をひかえる7つのコツ」で塩分ひかえめ生活を!
(1)野菜をたくさん食べる
野菜に含まれるカリウムは、食塩の成分であるナトリウムの排出を助けます。野菜の量は一日あたり350g以上が目標です。
(2)味見だけで判断しない
(3)調味料は目分量で入れない
(4)急にうす味にしない
(5)甘いお菓子にも食塩が入っている
(6)食卓にしょうゆ、ソースやタレなどの調味料を置かない
(7)減塩食品で手間を省く

問い合わせ先:健康推進課
【電話】0854-40-1045