くらし 年頭のご挨拶

■奥出雲町長 糸原 保
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
さて、昨年、奥出雲町は合併20周年という大きな節目を迎えました。5月には町制施行20周年記念式典を開催し、町内外から多くの皆様にご臨席を賜りました。これまで町政の発展にご尽力いただいたすべての皆様に、改めて深甚なる感謝を申し上げます。
特に農業分野では、「たたら製鉄を再適用した奥出雲地域の持続可能な水管理及び農林畜産システム」が世界農業遺産に認定されるという、誠に誇らしい出来事がありました。10月にはイタリア・ローマにて認定証授与式が行われ、12月には認定記念シンポジウムを開催し、その価値と意義を町民の皆様と共有する機会となりました。今後も、本遺産を生かした農業振興や都市農村交流の推進に取り組んでまいります。さらに、新嘗祭において仁多米を島根県代表として献納する栄誉に浴し、奥出雲仁多米の米・食味分析鑑定コンクールにおける9年連続15回目の最高金賞受賞など、農業における高い実力と継続的な成果が確かなものとなっております。
スポーツ・文化の分野においても、明るい話題が数多くありました。
横田高校男子・女子ホッケー部のインターハイでの活躍や、セルリオ島根の来季の日本リーグ1部残留、また、横田高校吹奏楽部の中国大会金賞受賞や、横田中学校生徒による大阪・関西万博での発表など、町民の皆様の多方面での活躍、叙勲や褒章、各種功労者表彰など関係の皆様の取り組みに改めて敬意を表したいと思います。
教育・子育て環境につきましては、新横田小学校及びよこた児童クラブがスタートし、子どもたちは新たな環境のもと、元気に学校生活を送っております。仁多小学校についても、今年4月の開校に向け、ハード、ソフト両面において着実に準備を進めております。また、幼保連携型認定こども園「よこたこども園」につきましても、関係機関と連携しながら開園準備を進めております。
町では、出生時や小学校・高校入学時の応援金事業をはじめ、産後ケア事業、保育料の無償化、18歳までの医療費の無償化など、切れ目のない子育て支援に取り組んでおります。今後も、安心して子どもを産み育てられるまちづくりを進めてまいります。
一方で、株式会社奥出雲振興に対する労働基準監督署からの是正勧告につきましては、町民の皆様に多大なるご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。今後も管理職の労働時間の縮減等の対応もしっかり行いながら、他の第3セクターも経営健全化を方針に従って集中的に進めてまいります。
医療・介護分野では、旧老健施設の解体に伴い、デイサービス事業等の三沢小学校への仮設移転を行い、切れ目のない事業の継続を図ってまいります。また、永生クリニック様の跡地の活用についても、町立奥出雲病院の医療機能を維持しつつ附属診療所を運営するなど、地域の医療体制を維持・確保するため、全力で取り組んでまいります。
奥出雲町は人口減少と少子高齢化が急速に進む中、大きな変革に挑み、新たな未来への一歩を踏み出そうとしています。奥出雲創生とは、町民の皆様や町を応援する皆様と共に、伝統や文化、地域資源を最大限尊重し守りながら、子育て支援、環境政策、SDGs、デジタル化など新たな視点を取り入れ、持続可能な地域づくりを進めることだと考えています。現在大きな影響を受けている、物価高騰対策にも迅速に取り組みつつ、総力戦のまちづくり「奥出雲創生」を使命感と情熱をもって推進してまいりますので、本年も町民の皆様のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年は午年であります。勢いよく前進し、飛躍の年とされるこの一年が、町民の皆様にとりまして、活気と成長に満ちた素晴らしい年となりますことを心より祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。