くらし 町立奥出雲病院コーナー

■奥出雲病院院長ごあいさつ
奥出雲病院 鈴木賢二院長
こんにちは。奥出雲病院の鈴木です。前身である仁多病院に1995年に赴任してから30年、この地で医療を続けてまいりました。また、病院長を拝命してからは10年目を迎えます。今回は、奥出雲病院で取り組んでいる事柄のうち、現在特に大切にしている三つのことについてご説明いたします。

まず一つ目は、町民の皆さんとの絆をより深めていくことです。病院は町民の皆さんのために存在しています。皆さんに安心して病院をご利用いただくためには、病院のことをよく知っていただくことが大切だと考えています。そのため、さまざまな手段を通じて積極的に病院の情報を発信してまいります。また、医師をはじめとした職員がまちに出て行き、町民の皆さんと直接ふれあう機会を設けていきます。

二つ目は、総合診療と専門診療がしっかりと連携して医療を提供することです。奥出雲病院では、総合診療医が複数の疾患を抱える方々に対して、日常生活を考慮した総合的な治療を行っています。さらに、専門的な治療として外科や整形外科での手術、抗がん剤治療、内視鏡検査なども実施しています。総合診療と専門診療の両者が連携・協力することで、奥出雲病院ならではの、一人ひとりに寄り添った医療の提供に努めてまいります。

三つ目は、奥出雲病院を安定して運営し続け、より良い医療を提供し続けることです。良いまちには、良い医療が必要です。いざという時に安心して受診できる病院が欠かせません。今後も、医療を持続可能な形で提供し続けられるよう、経営にも力を注ぎ、病院を守り抜いてまいります。そして、より良い医療の実現を目指します。

このように奥出雲病院では、「町民の皆さんとの絆を深めること」、「総合診療と専門診療の連携による医療の提供」、「病院の安定的な運営による持続可能な医療の実現」の三つを運営の柱とし、これからも取り組んでまいります。