くらし 令和7年度 町立奥出雲病院運営方針について

■~より地域に密着し、必要とされる病院を目指して~
当院では、以下の4点を柱として、町民の皆様にとって身近で必要とされる病院となるよう努めてまいります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
[1]“健康寿命の延伸”に寄与
これまで取り組んできた「出前講座」をはじめ、病院に勤務するさまざまな医療専門職が地域に出向き、より身近な存在となることを大切にし、町民の皆様の健康づくりや介護予防に積極的に関わっていきます。どうぞお気軽にお声がけください。
[2]健康維持や早期発見のための“
健診の質的向上”当院では、多くの町民の皆様に健診をご利用いただいています。受診される皆様のニーズを把握し、“受けやすい健診”の実現と、その質的向上に取り組みます。
また、院内で気軽に健康相談ができる仕組みづくりも進めてまいります。
[3]奥出雲町における“町内完結型医療の実践と充実”
当院は、町内の医院・診療所の先生方と密に連携し、病気になっても安心して生活を続けられるよう、医療提供体制の維持に努めています。
また、健康診断、総合診療医と臓器別専門医による外来、救急外来の3つを窓口として、継続治療や入院が必要となった方に対し、傷病治療、生活復帰のためのリハビリテーション、退院支援、在宅での訪問診療や訪問看護、訪問リハビリ、在宅栄養相談など、さまざまな専門職が関与し、“連続的かつワンストップな医療”の提供を目指しています。可能な限り、“町内で完結できる医療提供体制”の構築を進めています。
あわせて、医療や介護が必要となり自宅での生活が困難になった方には、介護医療院における長期療養の受け入れも行っています。
人生において、医療や介護を通じていつまでも健やかに暮らしたいという願いに寄り添い、また、病気や障がいを持っていても、その方らしい人生を送ることができるよう支援してまいります。
[4]“地域医療を支える人材”の育成強化
町内外を問わず、中学生・高校生・医学生・看護学生・研修医の実習や研修を積極的に受け入れています。
当院で学んでいただいた方々とのつながりを大切にし、奥出雲病院でしか得られない学びの機会を充実させ、地域に貢献する人材の育成に力を注いでまいります。