くらし まちのおもちゃ箱(2)みんなでつくる!笑顔あふれる飯南暮らし

「笑顔あふれる飯南暮らし」をテーマに、各地域で取り組まれている活動を取り上げていきます。

■第3回 地域の歴史を伝え継ぐ
時は江戸時代。世界の銀の産出量の三分の一を占めたといわれる石見銀。その銀を運んだ道は「銀山街道」と言われ、飯南町に今もそのかたちを残しています。
町内に残るのは、美郷町酒谷との町境から広島県との県境「赤名峠」までの約10kmの街道。石見銀山で採掘された銀は幕府へ献上する銀として、大田市大森町の石見銀山を出発し、飯南町赤名(赤名宿)、街道の最も標高の高い場所に位置する赤名峠を通り、広島県尾道市まで陸路で運ばれました。
町内では、7月29日に地元有志等による赤名峠付近の街道清掃活動が行われたほか、来月10月5日(日)には、赤名地域まちづくり連絡会が主催する「第19回銀山街道ウォーキング」が開催され、飯南町銀山街道を訪ねる会のガイドの皆さんの案内で、町内の銀山街道の各所を歩きます。来年には第20回の開催を控え、また令和9年(2027年)は石見銀山が世界遺産に登録されてから20周年。
9月も中旬を過ぎ、ウォーキングにもいい季節となってきます。いつもは車で通る道、銀山街道の道標や看板を探しながら、地元の歴史の風を感じて歩いてみてはいかがでしょうか。

◆第19回銀山街道ウォーキング
開催日:10月5日(日) 9:00~13:00
集合場所:飯南町役場駐車場
Aコース…銀山街道ウォーキングコース
Bコース…衣掛山・武名ケ平山周遊登山コース
イベント詳細はこちら→(本紙10ページにQRコードを掲載しています)