- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県西ノ島町
- 広報紙名 : 広報にしのしま 令和7年3月号
国際交流員 ウォン・チンイン・クレオ
◆今月のテーマ 香港旅日記~紅花嶺郊野公園編~
桃の蕾もふくらみ、早春の息吹を感じるこの頃です。皆さんお変わりございませんか。
すこし前の話になりますが、1月の後半は旧正月のお祝いをしに香港に行ってきました。少し長めの休暇でしたが、ずっと行ってみたかった新しいカントリーパークに訪れることができました!なので、今回は「クレオの香港旅日記-紅花嶺郊野公園編-」をお届けします!
◇香港は自然豊かな都会
以前にも話したことがあると思いますが、コンクリートジャングルと知られている香港は実は緑がたくさんです!香港の総面積の約40%がカントリーパーク(英語:country park、日本の国立公園にあたるもの)や自然保護区に覆われています。香港の自然資源を保護する役割を担っているカントリーパークは1977年に初めて設立され、香港島、新界とランタウ島にもあります。
そして、なんと、16年ぶりに25個目のカントリーパークが去年誕生しました!
◇貴重な赤い花と鳥
25番目のカントリーパークの名前は、広東語で「紅花嶺郊野公園(ホンファーレンガウイェゴンユン)」、英語で「Robin’s Nest Country Park(ロビンズ ネスト カントリー パーク)」と言います。え?漢字の名前は紅の花なのに、ローマ字の名前はロビン(コマドリ)の巣と言うんですか?そうです!このカントリーパークの名前の由来は、範囲内にある「紅花嶺(ホンファーレン)」と言う山からです。高さ492メートルもあるこの山は、春になると赤色のツツジ(Rhododendron simsii)が咲き、山が赤く染まるから名前を得たのです。英語名はコマドリ等の鳥が生息していることを表しています。その中、広東語で「大草鶯(ダイツォウアン)」と言うスズメ目に属している鳥がいます。ガイドの話によると、大草鶯は国際自然保護連合のレッドリストで近危急種と定められ、香港では主に山の上にある草原が広がっている場所に生息しており、時にこのカントリーパークと香港の一番高い山にこの鳥の姿が見られるそうです。
◇鉛採掘場の遺跡の見学もできるよ
カントリーパーク範囲内には、ハイキングコースが2つ繋がれています。今回は親と一緒に鉛採掘場の遺跡がある側のコースを少し登りました。階段での登りでしたが、登って少しのところで史跡が見られます。ハイキングに行ったのは日曜日でしたので、鉛採掘場の遺跡に行ったらガイド(無料)がいました。ガイドは付近にある歴史のある村と鉛採掘場のことなどを詳しく紹介してくれました。見学した後はもう少し登りたかったですが、あいにくの曇りで霧雨が濃くなり寒くなったので、断念しました。フルコース(5時間程度)は今度の楽しみですね。一緒にチャレンジしたい方を募集しています!(笑)
◇クレオクイズ
ずっと言わなかったですが、紅花嶺郊野公園は香港のどこにありますか?当ててみてください!正解は、今度発表します!
※詳細は本紙をご覧ください。