くらし 星から宇宙へ

■望遠鏡で見る夏の天体
夜間公開は季節によって見える天体が異なります。しま模様の木星とリングのある土星は人気が高い天体ですが、今はどちらも秋または冬の星座の中にあるため、今年の夏には見られません。その代わり、夏の夜空にある星雲や星団へ望遠鏡を向ける時間が長く取れるため、これらの観察チャンスとも言えます。
望遠鏡を使えば、肉眼よりも星の光を多く集め、拡大することができます。また、色も良く分かるようになります。画像ははくちょう座のアルビレオ、こと座のリング星雲、ヘルクレス座の球状星団M13です。アルビレオは色が異なる2つの星が並び、色の対比が非常に美しい二重星です。リング星雲は太陽のように輝いていた星が寿命を迎え、星を形作っていたガスが宇宙空間に膨張している天体です。球状星団は数十万もの星が集まった天体で、視野いっぱいに星が広がる様子は圧巻の一言です。
美星のように星空がきれいな場所ほど、このような星雲や星団が観察しやすくなります。今年は最新式の移動用の望遠鏡が増え、これらの観察にも活躍します。肉眼では見えない宇宙の姿を美星天文台の望遠鏡でお楽しみください。
案内役:美星天文台 前野将太