- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県井原市
- 広報紙名 : 広報いばら 2025年8月号
■井原の新たな観光資源 井原線ウォーク手控え帖
平成11年の井原線開通に合わせて立ち上げられた「井原線まちおこしネット」は、設立以来、井原線沿線を中心にウオーキングイベントを継続的に開催してきました。その回数はおよそ360回、歩いたコースも200に上ります。
このたび、これまで歩いたコースを紹介するガイドブック「井原線ウォーク手控え帖」を発行しました。5月に刊行された“其の一”では、井原駅からJR笠岡駅までの旧井笠鉄道廃線跡を巡る20・4kmのコースを紹介しています。現在の町並みの写真に加えアマチュア画家・三笠博通(みかさひろみち)さんが古い写真をもとに描いた油彩画も掲載しており、今の姿と対比しながら、かつての風景を思い浮かべることができます。
「井原線まちおこしネット」代表の岡田正樹(おかだまさき)さんは「イベントを終えてしまうと何も残らない。そこで、これまでのコースを記録に残そうと思い、執筆を始めました。まち歩きの魅力は今まで見えていなかったものが見えてくること。まずは、井原線沿線にゆかりのある人たちに読んでいただき、まち歩きを楽しんでもらいたいですね」と語ります。
「井原線ウォーク手控え帖」は季刊で発行される予定で、8月下旬には“其の二”として、馬越恭平(うまこしきょうへい)翁生誕の里コースなどが紹介されます。一冊500円で、販売場所は井原駅の観光案内所および井笠鉄道記念館(笠岡市)です。
まちの新たな魅力発見と健康づくりのために「井原線ウォーク手控え帖」を片手に歩いてみてはいかがでしょうか。