くらし クローズアップひと

■受け継がれてきた“バトン”を次の世代へつなぐために
持続可能な井原の経済活動を未来に
乗藤昭範(のりとうあきのり)さん(52歳)
=井原商工会議所 会頭=

▽受け継がれてきたバトン
11月1日に井原商工会議所会頭に就任された乗藤さん。「歴代のそうそうたる面々から引き継いだ大役に、身が引き締まる思いです。会頭という立場にあっても、一人の力では何も成し遂げることはできません。井原市の商工業に関わる皆さんと力を合わせながら、これまで受け継がれてきた“バトン”を“受け取る世代”と“渡す世代”の真ん中の立場として、先輩方からの学び、現役世代の実感、若い世代の思いを直接受け止め、しっかりと次の世代へつないでいきたいです」と語ります。

▽持続可能な経済活動を
「全国の他市町と同様に、井原市においても人口減少や働き手不足は大きな課題であると捉えています。そのような中にあっても、井原市はものづくりのまちとして時代に合わせた変革ができてきたからこそ、創業100年を超える企業が多数あるのだと思っています。これまでの流れを大切にしながら、市内で働く皆さんの元気で井原の経済活動が活発になるよう“ウェルビーイング”をキーワードにして、将来にわたり持続可能な井原の経済界を築き、未来へ引き継ぐことに全力を尽くしたいです」