- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県井原市
- 広報紙名 : 広報いばら 2025年11月号
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまで大きな異常の兆しが無いのに、乳幼児が睡眠中に亡くなってしまう原因不明の病気です。赤ちゃんの身近にいる人は、SIDSへの理解を深め、睡眠中の突然死から赤ちゃんを守りましょう。
■SIDS発症リスクを低くするための3つのポイント
(1)1歳までは、赤ちゃんの顔が見える「あおむけ」に寝かせましょう
あおむけに寝かせたときの方が、発症率が低いことが分かっています。
▽窒息事故の予防
SIDSの直接原因ではありませんが、睡眠環境を整えることで、窒息事故を防ぎましょう。口や鼻をおおったり、首に巻き付いたりするリスクがあるものは危険です。
(例)
・ベビーベッドの柵は常に上げ、頭や体が挟まれないように寝具との隙間を無くす。
・赤ちゃんが寝る場所に枕やぬいぐるみなどを置かない。
・赤ちゃんが使う寝具は固めのものを使う。掛け布団を使用せず、服装で温度調節する。
(2)できるだけ母乳で育てましょう
母乳で育てられている赤ちゃんの方が、発症率が低いことが分かっています。さまざまな事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありませんが、無理のない範囲で母乳育児をしましょう。
(3)たばこをやめましょう
妊婦が喫煙することや、周りの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦や乳幼児が吸う「受動喫煙」もSIDSの発症要因になります。また、妊娠中の喫煙は赤ちゃんに良くない影響(低体重児・早産など)を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、日頃から周りの喫煙者にも協力を求め、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
問合せ:健康医療課
【電話】62-8224
