子育て みらいを描く、共創のチカラ「高校生みらい共創課」の取り組みを紹介します(1)

市では、今年度から高校生による市役所内組織「高校生みらい共創課」を設置し、特任職員に任命された高校生が高梁市の活性化や課題解決に向けて活動をスタートさせました。
今月号では、これまでの取り組みと高校生たちの今後の思いなどを紹介します!

■「高校生みらい共創課」とは
市内には、県立の高校は高梁高校と高梁城南高校の2校があり、各学校がそれぞれの特長を生かしながら特色ある教育活動を展開しています。特に近年は、2校とも「総合的な探究の時間」の授業の中で、地域の事業所や団体、地域の皆さん、市役所等と連携し、市の活性化や地域課題の解決等に取り組む学習に力を入れ、生徒が地域に出て活動することで成果を上げています。
一方、岡山県においては、少子化に歯止めがかからない中、県立高校の再編統合を進めています。高校の存続は市の将来を左右する課題であり、市内外から選ばれる魅力的な高校となるよう市としても支援しています。令和6年12月には、市と2校との間で包括連携協定を締結し、教育活動の充実や人材育成等の取り組みを組織的、継続的に進めることとしました。
こうした経緯を踏まえ、「高校生みらい共創課」がスタートしました。高校生自らが若い世代の発想力や行動力を生かして、行政とも連携しながら市を盛り上げていくための企画・提案や活動を積極的に行えるようにしています。この取り組みは、よりよい地域や社会を創っていこうとする意思を持った若者が育つことにつながり、市の将来にとっても大変重要であると考えています。

■生徒が主体の活動
活動内容としては、高校生が自ら取り組む課題を設定し、関係する市役所の課や地域で活動する関係者・団体への聞き取り、市内へ出かけての調査等を行いながら、解決策を提案できるように生徒主体で協議を進めています。また、市役所内部の会議に参加して情報を収集したり、地域の方対象の研修会に一緒に参加して地域について考えたりするなど、特任職員ならではの研鑽の機会も活用して、視野を広げたり理解を深めたりしています。

■8月までに参加した関係課主催の会議・研修会等
・5月12日(月) 高梁市観光みらい会議(観光課)
・7月29日(火) 備中高梁まるごとキャンパス「吹屋ツアー」(秘書企画課)
・7月31日(木) 高梁市地域学校協働活動研修会(社会教育課)
・8月19日(火) 高梁市まち・ひと・しごと総合戦略有識者会議(秘書企画課)

問合せ:こども教育課
【電話】21-1509