スポーツ 解説!村のあれってどうなっとん?西粟倉の「今」を紐解く(1)

■今月のテーマ/村内のスポーツってどうなっとん?2
▼はじめに
2月号から3月号にかけて村のスポーツを紹介しています。2月号では、村内のスポーツの状況、またさまざまなスポーツの団体を紹介しました。
3月号では、役場の教育委員会で協力隊として活動し、村内でスポーツイベントの開催などスポーツの普及や啓発活動を行っている清家悟(せいけ・さとし)さんにインタビューを行い、村内での活動やそれについての想いをうかがいました。

▼清家さんってどんな人?
清家悟(せいけさとし)
1988年5月12日生まれ
大分県佐伯市出身

▽清家さん
大学卒業後、人材サービス会社や教育機関(大学・専門学校の運営)での勤務を経て、妻子とともに西粟倉村へ移住。仕事を続けながらラクロス選手としても活動し、小学生を対象としたラクロススクールの立ち上げ、大学生へのコーチング、北海道から沖縄まで全国のさまざまな場所での普及活動に取り組んできました。

▼西粟倉に移住した理由
▽清家さん
人材サービスや教育分野で働く中で、間接的に社会課題を意識する機会は多かったものの、都市部での生活ではそれを実感することが難しいと感じていました。
子どもが生まれたことをきっかけに、日本の未来への漠然とした不安を抱くようになり、社会課題の先進地域での好事例が広がれば、次世代により良い未来を残せるのではないかと考え、さまざまな地域を調べる中で西粟倉村を知り、移住を決意しました。移住後の2年間はエーゼログループに勤務しました。

▼主な活動について
▽清家さん
「スポーツを通じて、村の暮らしをより豊かにする」ことを目指し、地域に根ざしたスポーツ環境の整備に取り組んでいます。誰もが気軽にスポーツを楽しめる仕組みをつくるため、現状を把握しながら、地域のニーズや課題を整理し、今後のスポーツのあり方を考えています。
現在は、スポーツを通じた健康づくりや、多様なスポーツに触れる機会を増やすイベントを企画。また、異なる世代や立場の人が交流できる場づくりにも力を入れています。さらに、プロチームや教育機関、企業などとの連携を進め、スポーツを通じた新たな可能性を広げています。現在は、「西粟倉村生涯スポーツ検討委員会」を開催して、地域のみなさんと村の理想のスポーツ環境を考えております。
今後は、スポーツの楽しさや価値をより多くの人に伝え、単なる運動ではなく、村の健康・教育・経済にも貢献する重要なインフラとして機能するような取り組みを続けていきたいと考えています。