くらし 脱炭素先行地域にしあわくらVol.3

■地域でつくる再生エネルギー
西粟倉村では、木質バイオマスや水力発電、太陽光エネルギー利用といった地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入が着実に進められています。これまで実施してきた事業の中では、小学校、中学校、福祉施設などでの冷暖房設備や、脱炭素先行地域としての再生エネルギー整備が進行し、全体計画の約5割がすでに完了している状況です。特に、地下水を利用した冷房システムは、エアコンを使わずに快適な室内環境を作ることが実現しており、環境にやさしい取り組みとして地域住民や他の自治体からの評価も高まっています。
今後は百森でんき(株)が設備の運用と維持管理を担っていく体制となります。人的・財的なリソースの不足、木材の安定供給、脱炭素と森林保全の両立といった複合的な課題が全国的な議題となる中ですが、積極的に対応していきます。