くらし 災害に備えて

集中豪雨などにより甚大な被害をもたらす災害が、毎年全国各地で発生しています。
いつどこで発生するかわからない災害には、日頃からの「備え」が重要です。
これから、梅雨や台風など風水害のリスクが高まる時期を迎えます。災害から身を守るために、住んでいる地域の危険箇所や避難場所を事前に把握しておきましょう。
また、どのタイミングで避難するのか、あらかじめ家族や地域の人と確認しておきましょう。

災害時の警戒レベルと取るべき行動

・警戒レベルに応じた取るべき行動
災害発生の危険度を直感的に理解し、的確な避難行動を取ることができるよう、避難に関する情報や防災気象情報などの防災情報は5段階の「警戒レベル」を用いて発表されます。
市から避難情報が発令されたとき、危険な場所にいる人は、警戒レベル4(避難指示)までに、必ず安全な場所に避難しましょう。

■災害から命を守るための3つの取り組み
災害から命を守るためには、自宅や日頃よく行く場所が土砂災害などの危険性がある場所かどうかを事前に知っておき、気象状況を注視しながら、市が発令する避難情報や自らの判断により、危険な場所から安全な場所へ避難することが重要です。

(1)知る
自分の住んでいる所、職場などの災害のリスクや、近くの避難所などを確認する。
・庄原市マップ
防災マップを掲載しています

(2)察知する
気象情報などの情報を集めて危険性をいち早く察知する。
・気象庁ホームページ
各種気象情報が確認できます

(3)行動する
市から避難情報が発令されたとき、または、自ら必要と判断したときは、安全な場所へ避難する。
・広島県防災WEB
避難所の開設・混雑状況が分かります

■LINEでマイ・タイムラインを作成しよう!
マイ・タイムラインとは、いつ起こるかわからない災害から自分や家族の命を守るための「自らの避難行動計画」のことです。
マイ・タイムラインを作成することで、身の回りの災害危険箇所や避難経路、避難のタイミングなどをあらかじめ確認・整理し、いざというときに慌てずに避難することができます。
また、LINEでマイ・タイムラインを作成することで、避難すべきタイミングに自動で通知が届き、それを家族・友人と共有しておけば、全員が同じ情報を受け取ることができます。

▽LINEでのマイ・タイムラインの作成方法
ステップ1
広島県公式LINEを友達追加
ステップ2
防災メニューから「わが家の避難計画」を作るを選択
ステップ3
「自宅用」または「別宅家族用」のどちらかを選択

▽地震への備え
今後30年以内に約80%の確率で発生すると予想されている「南海トラフ巨大地震」。
令和7年3月に、政府が公表した被害想定では、庄原市は最大で震度5強の揺れが発生すると想定されています。
地震はいつどこで発生するか分かりません。水や非常食などの備蓄や家具の転倒防止対策、住宅の耐震化など、日頃から備えることで被害を最小限に抑えることができます。

▽非常持ち出し品・備蓄チェックリスト(一例)
・飲料水(人数×3リットル×3日分以上)
・食料(人数×3日分以上)
・簡易トイレ
・懐中電灯
・ラジオ
・軍手
・ポリ袋
・救急箱・常備薬
・下着・靴下・衣類
・防寒着・毛布・アルミシート
・衛生・感染症対策用品
・ティッシュ・タオル
・歯ブラシ
・モバイルバッテリー
・現金(小銭)
その他、家族構成や世帯事情に応じて、追加で必要なものを備えましょう。

■日頃の備えが重要です
災害の被害を軽減するために大切なのは「自助(自分の命は自分で守る)」「共助(地域やコニュニティといった周囲の人たちが協力して助け合う)」「公助(市や消防などの公的機関による救助・支援)」といわれています。
大規模な災害が発生した直後、「公助」はすぐには行き届きません。そのため、「自助」「共助」の取り組みがとても重要になります。
まずは、自分の命を守るため、ハザードマップなどを確認し、自分の周りにどのような災害の危険が及ぶのかを知り、それに対する準備をしておくことが大切です。
併せて、家族や地域の人と避難場所や緊急時の連絡方法を確認するなど、日頃から災害への備えをしておきましょう。
危機管理課 危機管理係長 松永 恵佑(まつなが けいすけ)

問合せ:危機管理課危機管理係
【電話】0824-73-1206