- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県庄原市
- 広報紙名 : 広報しょうばら 2025年8月号(No.245)
■快挙!庄原格致高校写真部 全国大会ダブル出場
第1回目の「放課後ジャーニー」は、全国高等学校写真選手権大会(写真甲子園)と全国高等学校総合文化祭(総文祭)へのダブル出場を成し遂げた「広島県立庄原格致高等学校写真部」にフォーカスします!
■13年ぶりの写真甲子園
7月29日(火)~8月1日(金)、北海道上川郡東川町で開催される「第32回全国高等学校写真選手権大会(写真甲子園)」に、庄原格致高校としては13年ぶりとなる本戦大会出場が決定しました。
写真甲子園は、全国の高校写真部・サークルなどから、共同制作による作品(組み写真)を募集し、作品審査およびプレゼンテーション審査により、全国11ブロックから優秀校18校を選抜し、本戦大会開催地である東川町で、同一条件の下、高校写真部のナンバーワンを目指す大会です。
▽本選出場までの軌跡
写真甲子園への出場を目指し、部内3つのグループに分かれ、それぞれのテーマで作り上げた作品を、顧問・部員の全員で評価し、代表1チーム・1作品を選出しました。
選ばれた作品のテーマは「空き家」で、地域で問題となっている少子高齢化・過疎化について、高校生目線で提起できるよう、作品を磨き上げる日々が始まりました。
そうした中、山内地域で空き家の利活用を進めるため、家財の片付けや家の掃除を手伝う「てごぉし隊」の活動を知り、メンバーの寺西玉実(てらにしたまみ)さんに連絡。活動への密着を快諾いただき、昨年12月から本年4月まで、計5回の撮影を行いました。
撮影では、空き家の片付けなどを通して、人口減少や担い手不足など、地域の抱える問題を目の当たりにするとともに、その解決に向けて力を合わせるてごぉし隊の姿を切り取りました。
こうして完成した作品「私たち空き家片付け協力隊」は、中国ブロックの選考を勝ち抜き、13年ぶりに同校写真部を写真甲子園に連れて行ってくれることになりました。
▽大会出場に向けて
出場する2年生の小田さんは「中国地方代表として全国大会に出られる貴重な機会。北海道でも、持っている力を発揮し、自分たちのベストを尽くしたい」と決意を述べました。
■目指せ日本一! 「かがわ総文祭2025」
7月29日(火)~31日(木)、香川県高松市で開催される「かがわ総文祭2025」に、同校写真部から4人の出場が決定しました。
全国高等学校総合文化祭は、昭和52年から各都道府県が持ち回りで開催する、全国の高校生による国内最大規模の芸術文化活動の祭典で、同校写真部は25年連続の出場となります。
総合開会式やパレードに加え、19の規定部門と4つの協賛部門で発表などが行われます。参加校は約3千校で、都道府県代表の高校生約2万人が全国から集まり、県民を含め約10万人の観覧者が見込まれる大きなイベントです。
全国の写真を愛する高校生たちが、香川県に集い、交流会や講演会を通して、共に写真の奥深さについて学びます。そして、県内4カ所で行う撮影会では、全国の仲間たちと共に、カメラのファインダーを通して、香川の文化や歴史、風景を切り取ります。
写真展では各都道府県から推薦された優秀作品約300点が展示され、同校写真部からは4点が展示されます。
▽出場者紹介・コメント
4人全員が初めての全国大会出場となります。期待と緊張が入り混じる中、皆さんからコメントをいただきました。
稲毛 千瑞(いなけ ちず)(3年生)
「大会出場をチャンスと捉え、ここでしか撮れない写真で作品を作りたい」
井上 紗恵(いのうえ さえ)(3年生)
「他校の出場者との交流を楽しみ、これからの糧としたい」
守下 珠璃(もりした じゅり)(3年生)
「最初で最後の全国大会。悔いが残らないよう、今だからこその思い出を残したい」
竹下 沙良(たけした さら)(3年生)
「たくさんの人の期待に応えられるよう、良い大会にしたい」
■写真部の紹介
庄原格致高校写真部は、現在、部員11人で活動しています。
「全国大会出場3人and全員入賞」を目標に、月曜日の部会で作品のテーマやコンテストなどのスケジュールを確認し、残りの日はそれぞれの部員が写真を撮ったり、撮った写真をセレクトしたりしています。また、週末は市内だけでなく、県内のいろいろな場所へ撮影に行くこともあります。
ほとんどの部員が入部してから本格的に写真を始めるので、初心者でも上達していける環境が整っています。
興味のある人は、ぜひお問い合わせください!
問い合わせ:
本記事に関すること 行政管理課広報統計係(【電話】0824-73-1159/【E-mail】[email protected])
写真部に関すること 庄原格致高等学校 写真部顧問 本田(【電話】0824-72-2191)