子育て 食育コーナー

■庄原市食農教育モデル事業
「食農」とは、「食物を育てて、収穫し、食する」ということを実践し、「食」と「農」について学んでいく取り組みです。
市は、「食農教育モデル事業」として、地域の子どもたちに「食および農業」の大切さを学習する機会を提供し、地域の農業、食の安全などへの関心・理解を深める取り組みを支援しています。
本年度は市内の小学校10校がこの事業に取り組み、米や、キュウリ・ナスなどの夏野菜、リンゴやブドウなどの栽培・収穫作業を体験しています。
永末小学校では、4月に野菜づくりなどの計画を立て、地域の協力を得ながら食に対する関心を深めています。
春には、地元の農家さんからいただいた野菜の苗を学級園に植え、毎日の水やりやこまめな草取り作業を行ったおかげで、7月にキュウリ、ナス、ピーマンなどを収穫しました。
この立派に育った夏野菜を使い、子どもたちが簡単ピザづくりに挑戦しました。
出来上がったピザを食べた子どもたちは「チーズをかけすぎたけど、ピザはしっかり野菜の味がしておいしかった」「苦手な野菜もあったけど、自分たちで作ったから食べることができた」「自分で野菜を切ったり、焼いたりして作ったピザはおいしかったので、また作りたい」と感想を話し、みんなで頑張った栽培活動と楽しかった調理実習を振り返りました。
ほかにも、地元の営農集団の皆さんにご協力いただき、手作業や機械での田植えや、サツマイモ苗の植え付けを体験するなど、さまざまな農業体験に触れています。
また、子どもたちは、地域農業や食の大切さを学んだことを活かし、健康なまちづくりにつながるようにとの願いを込め、食育カレンダーを作成して地域に発信しています。

問合せ:農業振興課
【電話】0824-73-1131