くらし 庄原が好き

このコーナーでは、人と人とのつながりや暮らしのストーリーを、シリーズで紹介します。
今回は地域の歴史文化を継承していくため、庄原自治振興区の地域マネージャーとして活動する奥田さんに、お話を伺いました。

■地域マネージャーになるまでの経緯と活動
私は、高校卒業まで本市で生まれ育ち、大学卒業後に、幹部候補生として陸上自衛隊へ入隊、平成19年に定年退職し、帰郷しました。
陸上自衛隊に勤務している期間は、16回の全国転居を経験し、さまざまな部隊の隊長を務めるなど、得難い経験をすることができました。
帰郷して数年がたち、庄原自治振興区の平成28年度重点事業として、地域マネージャー制度を活用した「地域の歴史文化の継承事業」に取り組むこととなり、縁があってその役割を任せていただくこととなりました。
生活様式の変化、行政区画の変更などで、住み慣れた地域の由来や来歴が途切れようとしている昨今。自治会長をはじめとした区民から資料の提供を受け、分類整理し、実地踏査、映像化を図り、3年の時を経て「庄原の歴史文化を未来に繋(つな)ぐ~資料集~」「庄原地域地形図」「庄原歴史マップ」が完成しました。

■これからの展望
これまでの庄原自治振興区事業計画に基づいた活動(庄原自治振興区郷土史および歴史マップ、散策モデルコース案内の監修、「しょうばらのむかしばなし」復刻支援、振興区自治会サロン、各種団体への出前講座など)に加えて、「語り部(ガイド)」の養成に取り組んでいきたいと思っています。

■庄原の歴史を学んで
「三惚れ」という言葉があります。「土地に惚れ」「人に惚れ」「仕事に惚れ」る、というものですが、本市が進める定住を促進するためにも、また、本市に移住してきた人がもっと庄原を好きになるツールとしても、より多くの人に本市の歴史を知っていただくことで、郷土の歴史文化を継承していきたいと思っています。

問合せ:自治定住課自治定住係
【電話】0824-73-1209