- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県江田島市
- 広報紙名 : 広報えたじま 第256号(令和8年2月号)
“つなぐ・つながる”をテーマに市内で活躍する人やお店をリレー形式で紹介!
■フリーランスクリエイター 水口智博(みずぐちともひろ)さん
▽事業紹介
映像制作、インバウンドツアーガイド、ポップアップフードスタンド、クラウドファンディング伴走支援、コミュニティマネージャーなど幅広く事業を展開する。現在はデジタルノマドをターゲットに宿を軸としたコミュニティ拠点運営を目指し、一軒家を改修中。
※デジタルノマド…IT関連の仕事をして収入を得ながら長期で旅をするライフスタイルを実践している人々のこと。「ノマド」の本来の意味は居住地を転々とする遊牧民のことを指す。
▽邂逅(かいこう)人生を左右するような偶発的な出会い
三高地区の高台から海を望む改修中の一軒家。この風景を見ながら仕事ができたら…。と思う風景が眼下に広がる。
大阪府出身の水口智博さんは、自然が近くにある生活がしたいと、3年前に江田島市に移住。祖父が江田島市出身で、せっかくなら自分のルーツがある場所で生活をと移住を決断。生活をしながらやりたいことを模索しているときに、「デジタルノマド」の人に出会った。彼らは世界中を拠点に仕事をしながらその国に長期滞在し、その土地の文化を味わっている。
彼らのことが知りたくて、150人のデジタルノマドの人に会った。実際に25人が江田島市に来てくれて、意見も聞いた。「彼らは日本人みたいに社交辞令がないので、良いものは良いとはっきり言ってくれた。」「彼らに江田島市は″リアルジャパン(※観光地でなく、田舎の原風景)″を感じれる場所に見えている。」一筋の光が差した。
学生時代に海外の人と接するのが好きで、宿運営をしていたが、コロナ禍の影響により志半ばで断念。もう一度宿運営に挑戦したい。そのためにターゲット分析や情報収集をし、土台を固めた。インバウンドツアーガイドをしながらニーズを聞き、彼らの本音と向き合った。「(仕事をするために)机の幅はどれくらいほしいとか彼らにもこだわりがあるんですよ。」宿としてはまだまだ準備中だが、最低限仕事ができるようにはしている。
コンセプトは「友達を家に迎え入れるような宿」。長期で滞在するからこそ、孤独を感じることなく友達の家に遊びに来たような感覚で過ごしてもらいたい。そのためには宿だけでなく、江田島市内で何をするのかが重要。「地元のコミュニティと彼らを繋ぐ存在が必要」それが自分の役割だと水口さんは話す。「江田島市の人にも地域を盛り上げるパートナーとして、ノマドが来ることをメリットだと思ってほしい。」長期滞在するからこそ一時的な観光客とは異なる。ノマドが求めるリアルジャパンを体験できるようにしたい。
『邂逅』という言葉は、「人生を左右するような偶発的な出会い」という意味がある。一人のデジタルノマドに会った偶発的な出会いで大きく動き出した水口さんの宿を軸としたコミュニティ拠点運営。その出会いは新たな『邂逅』を生み出し、世界中のデジタルノマドたちに広がっていく。
水口さんのもとを訪れる人々は、その人柄に魅了され、偶然の出会いが自然と再訪を導く。国境や言語の壁を超え、世界中の友達が必然的に集まり、グローバルな会話が繰り広げられる。
人生を謳歌する若者たちの一コマが目に浮かぶ。
▽事業情報
水口さんが行う事業についてはWEBページ等をご覧ください。
住所:江田島市沖美町三吉2719-3
