- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県江田島市
- 広報紙名 : 広報えたじま 第251号(令和7年9月号)
「つむぐ通信」では、地域おこし協力隊員が、月替わりで活動内容やイベントなどのお知らせ、地域おこしに関する企画や提案を紹介していきます。
■江田島市地域おこし協力隊
国際交流支援員:大方芳恵
観光事業総合プランナー:山田京子
オリーブブランドクリエーター:鉄増千夏
里海コーディネーター:向井綾香
facebookで情報を発信しています
HP検索:江田島市地域おこし協力隊
■今月は山田京子さん
▽『みんなで乾杯!ビール祭り』
去る7月21日(海の日)にえたじまーれ初のイベント『みんなで乾杯!ビール祭り』が開催されました。
この日は市内を走る路線バスが無料乗車できる日であったため、是非バスでご利用・ご来場いただけたら帰りの心配をせずに心置きなくお酒を楽しんでいただけるのではないかという発想から生まれた企画でした。これはお酒の好きな自分自身が、江田島市内でお酒や食事を楽しみたいと思っても帰りの手段を確保しないとなかなか実現できないというえたじま生活の中で感じていた小さな不満だったのですがそれを解消するべく思いついたのがこの企画でした。
考えてみると不純な動機な気もしますね。大変申し訳ございません。
イベント出店協力者を探し、おかげさまでキッチンカー含め17店の出店協力をいただきました。施設の電力が思いのほか弱く、発電機などを手配しなければならなかったのですが、初めてのイベントであったことや私がそのあたりの知識が全くなかったせいで、発電機の手配をして下さった企業の方々には大変ご迷惑をおかけしましたが、根気よくご対応いただき当日は何も問題無く、全て無事に終えることができました。この場をお借りし厚く御礼申し上げます。
ご来場いただいた皆さんの様子を見ていると、普段なかなか飲めない江田島市のクラフトビール『江田島ワークス』の生ビールや全国各地のクラフトビールを楽しんでいただいたり、国際色豊かな出店メニューや江田島市の食材をふんだんに使った食事をお楽しみいただけている様子がうかがえました。また、当日はえたじまーれで販売している江田島市の日本酒の試飲会も実施し、普段あまり口にする機会のない方にも日本酒をお試しいただき、改めて江田島市のお酒の美味しさに気づいていただけた良いきっかけにもなりました。
会場ではミニコンサートも開催され、音楽に合わせて手拍子や踊りなどご来場の皆さんが思い思いにイベントを楽しんで下さっている様子が見られ、これからも皆さんに愛される場所づくりとして色んなイベントができればと思っております。皆さん、是非楽しみにお待ちください!
▽こどもとの交流の場づくり
そして話は変わりますが、現在の取り組みとしてえたじまーれにて『SSR展』という小さな作品展示コーナーを設置しています。SSR(スペシャルサポートルーム)とは、学校に登校できるものの教室に入るのが難しい児童生徒のために、学校内に設けられた特別な場所の略称です。毎日そこまで足を運んでくるこどもたちが自主的に勉強をしながら空いている時間を活用してせっせと作成した作品です。是非えたじまーれに来られる皆さんにご覧いただき、こどもたちと地域の方々あるいは観光で来られた方々の間接的ながら交流のきっかけになればと思っています。大変繊細で緻密な作品です。是非お手に取ってご覧いただければと思います。
これからも何らかのかたちで島に住むこどもたちが少しでも輝ける場所を提供できるよう、微力ながら活動の中で応援していきたいと考えています。