健康 けんこう通信

■紫外線と上手につきあおう
少しずつ暖かくなり、お花見など、外出が楽しみになる季節が訪れますね。
そこで気をつけたいのが、春から夏にかけて一気に増えていく“紫外線”です。4月のうちから対策を始めることが大切です。

◇“紫外線”ってなぁに?
紫外線とは、太陽から地球に届く目に見えない光のことです。
紫外線を浴びることで、皮膚に炎症が起こり、日焼けになります。また、長年にわたり紫外線を浴び続けると、シミやしわの原因になったり、良性あるいは悪性の腫瘍があらわれたりすることもあります。

◇“紫外線”も役に立つ!
紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を増加させたり、免疫力を高めたりする役割を持つ“ビタミンD”が作られます。
紫外線対策をしっかりして、適度な日光浴を行いましょう。

■今からできる紫外線対策!
1.日焼け止めを塗ろう
日焼け止めの効果を十分に発揮させるためにも、ムラなく、ていねいに塗りましょう。
しかし、汗をかいたり、手や衣類に触れたりするとせっかく塗った日焼け止めが落ちてしまいます。2~3時間おきに塗り直すと、より効果的です。

○子どもにも日焼け止めを!
肌が弱い子どものときからしっかり紫外線対策をしておきましょう。肌に優しい低刺激性のものやベビー用・子ども用の日焼け止めも販売されているので、場面に合わせて使用しましょう。

《防御指数の目安》
○日常生活…SPF15~20、PA++程度
○山や海などへのおでかけ…SPF20~40、PA++~+++程度

《ウォータプルーフがおすすめ!》
子どもは、たくさん汗をかくため、汗や水で落ちにくいウォータプルーフの製品がおすすめです。使用後は、石けんやボディーソープできちんと洗い落としましょう。

▽日焼け止めの塗り方
顔…使用量を確認して手のひらに取り、両頬、額、鼻、あごの5点に置き、顔のすみずみまでなじませる。
身体…容器から直接肌へ線状に出し、手のひらで大きく円を描くように均一になじませる。

▽塗り忘れに気をつけて!!
□ 手の甲や足の甲 
□ 首の後ろ
□ 肘や膝の裏
□ 耳

2.肌を守れるものを身につけよう
しっかりした織り目や編み目を持つ生地は、紫外線をカットする効果が期待できます。さらに、色調の濃い衣服は、紫外線の透過率が低くなります。しかし、熱がこもりやすくなるため、熱中症に気をつけて、無理のない範囲で着られるものを選びましょう。
また、日差しの強いときの外出には、日傘や帽子の利用も効果的です。

3.毎日の食事から、紫外線対策!
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化成分を豊富に含む食品を摂ることで、紫外線による肌へのダメージを抑えることができます。
毎日の食事に気をつけて、紫外線から肌を守りましょう。
(健康推進課)