- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県下関市
- 広報紙名 : 市報しものせき 令和7年12月号
下関市地域おこし協力隊員は11人です(11月14日現在)
■六車浩二(むぐるまこうじ)隊員
令和5年10月に地域おこし協力隊に着任。豊田農業公園みのりの丘の農園付きロッジを拠点に、農業経験のない方や高齢者でも取り組める「スマート農業」の実証実験をしています。
▽ロボットが変える農業の未来
今年は、無農薬米栽培での除草作業を効率化するため水田除草ロボットを導入しました。試行を重ねながら、稲にダメージを与えないように条間を走行できるロボットを開発中です。この機能を拡張して種を直接田んぼにまき、育苗や移植作業を省略する栽培方法にも挑戦したいと考えています。
また、市販の草刈り機にリモコンによる遠隔操作機能やGPS測位による自律走行機能を追加するという社会実装を計画しています。
これからのスマート農業を支える人材育成も大切です。未来を担う子どもたちにロボットプログラミング教室を開催し、ロボット技術などを活用したスマート農業がもたらす効果を伝えながら、新たな技術・手法の普及にも取り組んでいます。今後の成果にぜひご期待ください。
