くらし 令和8年 新年のあいさつ

■市長
藤井律子

明けましておめでとうございます
市民の皆さまにおかれましては清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます
本年のご多幸とご健康を心からお祈りいたします

▽初茜(はつあかね)
元旦の朝、東の空がわずかに白み、次第に明るさを増して初茜に染まりました。どうぞ、本年もやすけき色の一年となりますように。

▽市役所の本分に徹する
本市は『2050年を乗り越えられる周南市になる』を自治体初のパーパスとして掲げ、市役所の存在意義を明らかにしています。厳しき折こそ原点へと、改めてパーパスの精神に立ち返り「なぜ市役所はあるのか」を意識した市政を心がけてまいります。

▽時代が追いかけてくる施策
将来の世界から現在を見つめて成すべき施策を探る手法は、まちに進化をもたらします。
この考えは、本市の幼稚園・保育園・こども園と小学校が参加して、小学校入学とその後の学校生活を応援する「周南市幼保こ小の架け橋プログラム」につながりました。また、中学校の部活とコミュニティーを連携する事業や、無医地区における郵便局拠点のオンライン診療事業などでは、全国の自治体から視察が相次ぐようになりました。
私はこうした職員の知恵は「時代を追いかける施策」から、自らの先見性と決断力で「時代が追いかけてくる施策」づくりへと、施策そのものを大きく進化させていると手応えを感じています。

▽インフラの力がまちの力
私たちの生活や活動は道路・橋・上下水道・学校・病院・文化施設などのインフラに支えられています。しかし、その多くは高齢化が進みメンテナンスを迫られています。
本市はインフラメンテナンスの必要性をいち早く認識し、国の市区町村長会議に参加するなど、知見を重ねてきました。今後は国や県、大学や高専の力を実践面でもお借りし、AIや最先端技術の導入を図り、担当技術者の養成にも積極的に取り組んでまいります。
本年は、インフラメンテナンスの一つである古川跨線橋架替工事で、メインとなる90メートルのトラス橋が架かり、また新たに文化会館大規模改修も始まります。
まちは人の体に似たところがあり、健康診断と早期の手当てが必要です。インフラメンテナンスは地味で根気がいるため先送りされがちな事業ですが、2050年を乗り越える本市の「強さ」はインフラメンテナンスが導くという気概をもって進めてまいります。

▽“本当に強い都市”をめざして
私たちはいま、まちづくりの岐路にあります。市民生活や地域経済に直結するさまざまな事業に加え、カーボンニュートラルの推進、インフラの新設とメンテナンス、小中学校の特別教室・体育館の空調整備、こどもまんなか社会や地域医療体制づくりなど、将来に向けて賢明堅実な行動が求められています。将来世代の幸せにつなげるまっすぐな思いを胸に、「品格と誇りのある未来が生まれるまちづくり」に取り組んでまいります。
本年も市民の皆さまの温かいご理解とお力添えを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

■市議会議長
福田健吾

新年明けましておめでとうございます
市民の皆さまにおかれましては希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます
本年が健やかで幸多き一年となりますことを心から祈念申し上げます

▽10年後の未来を見据えて
昨年、本市の未来を描く「第3次周南市まちづくり総合計画」が策定され、10年後を見据えたまちづくりがスタートいたしました。
まちづくり総合計画は、人口減少や少子高齢化、デジタル化の進展といった社会情勢の変化に対応し、誰もが住み続けたいと思える持続可能なまちづくりを実現するための今後10年間の羅針盤となるものです。策定に当たり、市議会では構想段階から特別委員会を設置し、執行部に対してさまざまな提言を行ってまいりました。
本年は、この計画を軌道に乗せ、本格的に推進していく重要な年でございます。10年後、「このまちに住んでいて良かった」と誰もが実感できる未来の実現に向け、行政と緊密に連携し、計画に掲げられた目標が着実に達成されるよう、市議会も全力で取り組んでまいります。

▽デジタル技術で進める議会改革
市議会では、市民の皆さまの負託に応えるため、議会改革特別委員会を中心に、議会改革の取り組みを積極的に進めております。
その一つが、議会の情報発信体制の強化です。昨年6月、議会の広報紙である「議会だより」の発行に限らず多様な情報発信の在り方を検討するため、従来の「議会だより編集委員会」を「議会広報委員会」へと発展的に改めることといたしました。現在、市のホームページやSNSの活用なども視野に入れ、議会でどのような議論があり、何が決定されたのかを、市民の皆さまに分かりやすく、迅速にお届けするための取り組みについて、研究を重ねているところでございます。
また、先月の12月定例会から、市議会にタブレット端末を導入し、議会運営のペーパーレス化へ向けた試験運用を開始いたしました。ペーパーレス化により、情報伝達が即時化され、膨大な資料の管理や検索も容易となることから、審議のさらなる充実・活性化が図られ、より深い議論を交わすことができるようになります。
市議会といたしましては、こうしたデジタル技術の活用をはじめ、時代の変化に柔軟に対応しながら、市民の皆さまに信頼される議会で在り続けるため、引き続き、議会改革を推し進めてまいる所存でございます。

▽飛躍の一年へ
本年は、十二支の「午(うま)」の年に当たります。午は、力強く大地を駆け、躍動する姿から、古来より発展や飛躍の象徴とされてきました。まちづくり総合計画を本格的に推進していく本年は、私ども市議会も、市民の皆さまと共に未来へ向かって力強く駆け出す、飛躍の一年にしたいと考えております。

今後とも、二元代表制の一翼を担う議事機関として、与えられた権能を最大限に発揮し、議員一丸となって職務に邁進してまいります。市民の皆さまにおかれましては、本年も変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。