文化 掲示板「徳島市内のいいモノ・いいトコロ」

■vol.3 東黒田のうつむき地蔵 日本遺産
吉野川流域では、江戸時代から明治時代にかけて造られた「高地蔵」が多く見られます。地蔵尊が高い台座に鎮座している理由は諸説あり、藍生産による地域の繁栄も理由の一つとして考えられています。経済的に豊かで信仰活動が活発であった人々は、五穀豊穣や先祖供養、吉野川の氾濫による犠牲者への哀悼など、様々な祈りを捧げるために高地蔵を造立したのでしょう。国府町東黒田には、全高4.19メートルと県内で最も高い高地蔵(うつむき地蔵)が残されており、日本遺産「藍のふるさと阿波」の構成文化財として、地域の人々から大切にされています。
所在地:徳島市国府町東黒田宮ノ北82

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