- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県吉野川市
- 広報紙名 : 広報よしのがわ 2025年5月号 Vol.248
■子どもの前での保護者同士の喧嘩(面前DV)は子どもへの『心理的虐待』になります
面前DV(ドメスティックバイオレンス)とは、どちらかの親や保護者が子どもの前で、暴力をふるったり、暴言を吐いたりする行為のことです。
面前DVは、子どもに心理的外傷を与えることから、児童虐待防止において子どもへの『心理的虐待』として取り扱われています。
子どもへの『心理的虐待』は児童虐待の大部分を占め、年々増加しています。
■面前DVがあたえる子どもへの影響
子どもが直接怒鳴られたり、叩かれたりしていなくても、保護者間の暴言や暴力を見聞きして育つ子どもはストレスにより脳に大きなダメージを受けてしまいます。子どもは自分のせいで喧嘩をしていると不安に思ったり、自分は何もできないという無力感や罪悪感を抱くようになります。
▽子どもの脳・心身の発達への影響
・発育や発達が遅い
・親をこわがる
・自信がなくなる
・体調を崩しやすい
・夜眠れなくなる
・落ち着きがない
・感情のコントロールができなくなる
・不登校
・良好な人間関係が築けなくなる
大人はストレスを趣味などいろいろな方法で解消することができますが、子どものストレス解消方法は限られており、ため込みやすいことを知ってください。
■面前DVをしないために
お互い冷静になり、子どものいない場所や時間帯でゆっくり話し合ってみましょう。子どもが別の部屋にいたり、寝ているようでも伝わることがあります。
■どんな小さなことでも相談してください
少しでも困ったことがあれば、こども家庭センターにご相談ください。
相談することで、保護者が楽になったり、さまざまな子育て支援サービスや生活改善につながるかもしれません。家庭だけで悩まず、ぜひ相談を。
問い合わせ:こども家庭センター
【電話】22-2267【FAX】22-2245