くらし 災害時の避難に手助けが必要な方のための避難行動要支援者支援制度のご案内

阿波市では、災害が発生した時に自力で避難することが難しい方を対象に「避難行動要支援者名簿」を作成しています。この名簿は3カ月ごとに更新され、災害時の安否確認や避難支援に役立てられます。

◆避難行動要支援者名簿の登録対象者
(1)~(6)のいずれかに該当する、在宅で生活している方
(1)要介護認定3~5を受けている方
(2)身体障害者手帳1・2級の第1種を所持する方(心臓、じん臓機能障害のみで該当する方を除く)
(3)療育手帳Aを所持する知的障がい者
(4)精神障害者保健福祉手帳1・2級を所持する方で単身世帯の方
(5)75歳以上の高齢者のみの世帯、障がい者のみの世帯、難病患者のうち自力または家族などの支援のみでは災害時に避難が困難な方
(6)(1)~(5)以外で、自治会などが支援の必要を認めた方
※施設に入所している方、長期入院している方は対象外です。

▽(1)~(4)に該当する方は、阿波市の保有する情報により自動的に名簿に登録されます。
▽(5)、(6)に該当する方は、自動的には登録されませんので、登録を希望される方は、申書をご提出ください。申請書は、社会福祉課、各支所で配布しています。
※過去に災害時要援護者台帳に登録されていた方は、既に名簿に登録されています。

■「避難行動要支援者名簿」の情報提供に同意をお願いします。
新たに(1)~(4)に該当された方に、災害に備え平常時から避難支援等関係者*1に情報提供するかどうか、意思確認するための「避難行動要支援者名簿情報提供同意書」を定期的に住所地へ郵送しています。必要事項を記入いただき、提出をお願いします。
*1 消防機関・警察・民生委員児童委員・社会福祉協議会・自主防災組織

▽同意する場合
平常時から避難支援等関係者に名簿情報を提供し、見守り活動に活用されます。
また、災害時に備え「個別避難計画」の作成に移行します。「個別避難計画」の申請書には、緊急連絡先や地域の協力員(避難支援者)*2、避難場所、避難経路などを記入します。
*2 要支援者に対する普段からの見守りや、災害が発生または発生する恐れがある場合に、災害に関する情報を伝えたり、一緒に避難したりするなどの支援に心がけていただく方です。
いざというとき、すぐに支援ができるように要支援者の隣近所の方にお願いすることが望ましいです。(民生委員児童委員は、災害時には他の役割があるため適しません)

▽同意しない場合
平常時には、避難支援等関係者に名簿情報は提供されません。災害が発生または発生する恐れがある場合には、同意の有無にかかわらず避難支援等関係者に名簿を提供し、安否確認や避難支援を行います。

◆留意事項
・名簿情報の提供に関する意思や申請内容に変更が生じた場合は、社会福祉課までご連絡ください。
・一度ご登録いただければ、削除の申し出がない限り登録は継続されます。死亡や転居(市に届け出があったもの)の場合は、自動的に情報を更新します。

~協力員(避難支援者)の皆さまへのお願い~
大災害が発生した場合、公的支援には限界があり、地域の方の協力が不可欠です。避難支援については、支援する人やそのご家族の安全が確保された上で、できる範囲で行われるもので、支援者が助けに行けない場合でも責任を負うものではありません。
要支援者から避難支援の依頼があった場合はご協力をお願いします。

提出・問合せ:社会福祉課地域福祉担当
【電話】0883-36-6811