- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県美波町
- 広報紙名 : 広報みなみ 2025年9月号
美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
■猿田彦(さるたひこ)の石塔
田々川の町道より、北へ約150mぐらい入ったところの、南向きの山すそに、観音庵(約半分は田々川集会所)の建物があり、子安観世音菩薩(こやすかんぜおんぼさつ)がまつられています。
その庭の西端には、いろいろの供養塔(くようとう)が並んでいます。
その中の一つに「庚甲」と刻字された石塔があります。高さは約78cm・横幅約48cmの川石と思われる自然石でつくられています。
庚甲は、干支(えと)の庚甲(かえのさる)にあたる日を重んじ、身をつつしんでこの日を過す信仰です。
猿田彦は、天孫降臨の道案内をつとめた神ですが、これを連想することから、道祖神(どうそじん)と同様に道の神、旅の神としても信仰されています。
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