文化 34_美波の文化・歴史を訪ねる

美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。

■月輪(つきわ)の石碑(せきひ)
板碑は、故人を供養するために造られた墓の一種であり、一般に緑泥片岩や砂岩などがつかわれています。
神極田(みこくでん)の交差点から、県道を60mぐらい入ったところの左側に、稲荷大明神をまつる朱塗りの鳥居が建っています。
その隣に、無人となった「池の坊庵」の古い建物があります。その前を通り過ぎて、コンクリートの階段を少し登った道端に、2つの板碑が並んでいます。県道からは約80mの地点です。向って左側の板碑は、高さ87cm・幅15cm・厚さ6cmのもので、右側のは、高さ70cm・幅16cm・厚さ5cmで少し小型につくられています。
いずれも砂岩で、前面には柔和な顔をしたお地蔵さんのすぐれた線刻があります。

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