- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県美波町
- 広報紙名 : 広報みなみ 2025年11月号
太平洋(たいへいよう)に面する美波町では多くの生き物たちが生息(せいそく)しています。このコーナーでは実際(じっさい)に撮影(さつえい)してきたリアルな写真と共にいろんな生き物たちをご紹介(しょうかい)します!
■イボヤギ
イボヤギは、花が咲いたように見えるサンゴの仲間です。一般的なサンゴは体内に「褐虫藻」という共生藻をもち光合成で栄養を得ていますが、イボヤギはそれを持たず光合成をしません。そのため太陽の光が届かない岩陰や岩穴、岩礁の壁面などあまり光が当たらないところで多くみられます。日和佐の千羽海崖付近の海中には岩穴や洞窟がいくつかあり、写真のようにたくさんのイボヤギが見られます。食事はオレンジ色の触手を伸ばして黄色い花びらのように見えるポリプを開き、海中を漂う動物プランクトンなどを捕らえて行います。
ダイバー:長楽美保
