- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県上板町
- 広報紙名 : 広報かみいた 令和7年2月1日号 第320号
●柏木美治代 議員
◇質問1.鳥獣被害対策について
(1)鳥獣被害の実態は、野生鳥獣による農作物の被害が大きくなっていて、深刻な状況である。離農により耕作放棄地が増えているのも問題
答弁:産業課長
年々増加傾向にある。サルやイノシシによる被害は、収穫前の果樹や路地野菜への食害などがある。一部の地域ではカラスによって、人参のビニールハウスが破られたりしている。
(2)上板町鳥獣被害防止計画があるがどのように進めているのか
答弁:産業課長
鳥獣被害防止計画を基に被害のある有害鳥獣を猟友会に捕獲依頼している。
(3)猟友会の人数と報償金の支給は
答弁:産業課長
会員数は現在18名。報償金はサル1頭当たり2万円、カラスは1羽当たり千円。
◇質問2.学校給食費の無償化について
(1)上板町でも無償化の実施を
答弁:教育委員会事務局長
財政の厳しい本町にとって、国や県の支援がないと無償化は難しい。国の動向を注視しながら対応していきたい。
(2)全国知事会が無償化を国の責任で実施するよう提言している。徳島県町村会として国や県に要望してほしい
答弁:町長
徳島県町村会として県知事に対して、学校給食の無償化の検討と必要な財政措置を国に働きかけることを要望している。
(3)国は新たな経済対策を決めた。「重点支援交付金」の「生活者支援」メニューのうち、小・中学校の給食費の支援などに使えると明記、ぜひその活用を
答弁:町長
交付金の使い道として、給食費支援を最優先に位置づけ、保育所と幼稚園の給食費を無償化する方向で協議する。
◇質問3.不登校問題について
(1)文部科学省は昨年の不登校児童・生徒が全国で34万人を超えたと発表し、過去最多になった。町内小・中学校の不登校の現状は
答弁:教育委員会事務局長
現在、小学校3名・中学校9名、合計12名
(2)不登校の要因は
答弁:教育委員会事務局長
主な要因として、学校での人間関係の悩み、家庭や親子関係の悪化によるストレス、学業不振、など様々ある。各学校において改善に向けて鋭意努力をしてもらっている。
(3)学校での不登校対策の具体的な取り組みは
答弁:教育委員会事務局長
学校の取り組みは放課後学習や長期休業日の登校による学習支援などをしている。保護者との面談や家庭訪問を実施していて、保護者との連携を密にし、学校と家庭で協力して支援をおこなっている。
(4)スクールカウンセラーの配置状況は
答弁:教育委員会事務局長
配置は1名で、町内の小学校及び中学校を毎週水曜日に担当している。
◇質問4.高齢者交通事故防止について
(1)高齢者安全運転支援装置への補助をして欲しい。後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の取り付けを。実施市町村では費用の2分の1の補助で上限2万円ぐらい
答弁:健康推進課長
今後において調査・研究し、どのような支援が最適か検討していきたい。
◇質問5.高齢者補聴器補助について
(1)認知症予防になり健康寿命が伸びて、医療費の抑制にもつながるため、補助の実施をして欲しい
答弁:町長
補聴器購入費用の補助事業は来年度開始を検討する。
■編集後記
第9回目の「議会だより」を編集いたしました。
今回は12月定例会の一般質問並びに10月から12月の「議会のうごき」を掲載いたしました。
上板町議会広報編集特別委員会