- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県丸亀市
- 広報紙名 : 広報まるがめ 令和7年10月号
「自分の存在を知ってもらうことで、バレエの魅力をより多くの人に届けたい」ーそう語るのは、世界的に注目を集めるバレエダンサー・三宅啄未さん。3歳から曾祖父が設立した近藤バレエ研究所(西平山町)でバレエを始め、母から指導を受けました。幼い頃から舞台に立ち、踊ることが日常だったといいます。
2017年には、ユース・アメリカ・グランプリで世界1位を獲得。その後13歳で単身渡英し、名門ロイヤル・バレエ・スクールに留学しました。留学中には靱帯断裂という大けがも経験しましたが、それを乗り越え首席で卒業し、2022年にアメリカン・バレエ・シアタースタジオカンパニーに入団。翌2023年にはメインカンパニーに研修生として加わり、2024年コールドバレエとしてプロの第一歩を踏み出しました。そして今年7月、プロ1年目ながらソリストに昇進し、ソリストダンサーとして活動しています。
今回、市役所を訪れ、市長に昇進を報告した三宅さんは、「地元の皆さんにこうして報告できてうれしい」と笑顔。目標は世界的に認められるプリンシパルダンサーになること。「挑戦を続け、観る人の心に残る舞台を届けたい」と、さらなる飛躍を誓いました。
《Profile》三宅 啄未 さん
American Ballet Theatre 所属
丸亀市出身。2022年、英国の名門ロイヤルバレエスクールを首席で卒業。2024年度香川県文化芸術新人賞受賞。現在、世界5大バレエ団の一つ「アメリカン・バレエ・シアター」でソリストダンサーとして活躍中。