くらし 新年のご挨拶
- 1/31
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県三豊市
- 広報紙名 : 広報みとよ 令和8年1月号
■「スタート」と「継続」、そして「進歩」を胸に刻む市制20周年
三豊市長 山下 昭史
あけましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、令和8年の希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、平素より市政運営にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
本年1月、三豊市は市制施行20周年という大きな節目を迎えました。平成18年1月1日、7つの町が一つになり、三豊市として歩み始めてから早いもので20年、市民の皆さま一人ひとりのご尽力により、確かな歩みを積み重ねてまいりました。
こうした中、昨年、父母ヶ浜での取り組みが、持続可能な観光の優れた取り組みを評価する国際的な表彰「グリーン ディスティネーションズ トップ100 ストーリーズ」に選出されました。
父母ヶ浜は、1990年代に埋め立て計画の危機に直面しましたが、今では観光客が大幅に増加し、地域経済が大きく活性化しました。また、協力金や環境学習を通じて来訪者も保全活動に参加して、地域と来訪者が共に育てる観光モデルを築いてきたことが、世界的に高く評価されました。
この成果は、「美しい浜を守りたい」という思いで立ち上がった『ちちぶの会』の皆さんによる、長きにわたり続けてきた清掃活動が礎(いしずえ)となっています。地域の皆さまの長年の情熱と、訪れる方々の協力の結晶であり、まさに三豊市の誇りであるとともに20年の歩みの象徴だと感じております。
まちづくりにおいて大切なことは「スタートすること」、そして「続けていくこと」です。どんなに素晴らしい取り組みも、始めるだけで終わってしまえば実を結びません。『ちちぶの会』の皆さんのように、続けていくことで信頼が生まれ、支え合い、やがて地域の力となり、発展し続けるまちの原動力となります。
そのためには、特定の人や一時的な情熱に頼るのではなく、誰が担っても同じように「続けられる仕組み」を築くことが何より重要です。市政のあらゆる分野で、継続と循環を生む仕組みづくりを進めてまいります。
そして、もう一つ大切にしたいのが「進歩」です。「進歩」とは単に新しいものを取り入れることではありません。技術やテクノロジーが急速に発展する時代だからこそ、何を変え、何を守るかを見極める力が求められます。変えるべきものは思いきって変え、変えてはならないもの、すなわち地域の歴史、文化、人と人との絆はしっかりと守り抜く。その上で、私たち一人ひとりが心の豊かさを高めていくことこそ、本当の意味での「進歩」だと考えています。
20年の歩みは先人の努力の積み重ねであり、これからのまちづくりは次の世代への新たなバトンリレーです。市制施行20周年を契機として、築いてきた信頼と絆を礎(いしずえ)に、未来を見据えた新たな挑戦を進めてまいります。市民の皆さまが誇りと希望を持って暮らせるまちであり続けるよう、今後とも市政運営に対してご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、市民の皆さまのご健康とご多幸を心より祈念申し上げます。
■かけがえのないふるさとと「三豊市」
三豊市議会議長 丸戸 研二
今年の1月1日は、しみじみと、そして感慨深く迎えた元旦でした。平成18年1月1日の合併から20年という歳月が流れました。合併後の熱い思いを集約した三豊市づくりの基本計画となる「三豊市新総合計画」を、職員の手づくりによって平成20年12月に策定しました。
新市づくりの条件として、自立した自治体をめざすため、基本理念を「自主・自立」、将来像は「“豊かさ”をみんなで育む市民力都市・三豊」としました。新市づくり黎明(れいめい)期となる前期5年は、施策実現への動きに気合いを入れるため、「三豊が一番」というフレーズを採用しました。「仕事をするなら三豊が一番」「子育てするなら三豊が一番」というフレーズは、聞いたことがあるという方も多いと思います。
この20年を振り返り、改めて、合併を決断された先輩各位、三豊市発展に汗を流された全ての皆様に、心からの感謝と敬意を表します。
令和8年は、時代の変化に向けた胎動を感じる時期を経て、産声を聞き、大局としてその声が何を示唆しているのかが読み取れる時期に差し掛かっています。
この節目となる令和6年と令和7年の2年間にわたり、市議会議長という大役を仰せつかることとなり、その任期も間もなく満了を迎えようとしています。新しい時代へと変化しようとしている三豊市を見据え、二元代表制によって市政のチェック機能を担う市議会として、どう対処することが求められているのかを常に意識した2年間でした。
議会活性化特別委員会を設置して1年半にわたり研究・検討をしてきた議員定数と議員報酬については、人口減少などを踏まえ議員定数を22人から20人へと減員し、議員のなり手不足を解消するために議員報酬の改定をさせていただきました。
さらに、一貫して取り組んできた「開かれた議会」として、新しく、市内の中高生による議会傍聴の実施、高校生との意見交換会を開催するとともに、手狭になっていた議会委員会室の抜本改修、音響・録音などの情報管理システムの更新やAIによる会議要約システム、会議録作成サポートシステムの導入実証に取り組みました。
時代の変化はいつの世にも訪れます。この変化を読み、どう進化させるのか、種の起源の著者であるダーウィンは「この世で最も強いのは、鋭い牙や爪を持った動物ではなく、環境に適応できる動物である」と述べています。
輝かしい令和8年の新春を迎え、市民の皆様のご健勝とご多幸、そして、かけがえのないふるさと三豊市の限りない発展を祈念して年頭のごあいさつとさせていただきます。
※詳しくは本紙をご覧ください
