- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県大洲市
- 広報紙名 : 広報おおず 2026年1月号
二宮敬作(けいさく)住居跡
市指定史跡
個人所有
二宮敬作(1804-1862)は、現在の八幡浜市保内町磯崎(いさき)に生まれた医学者・蘭学者で、ドイツ人医師で博物学者のシーボルト(1796-1866)に学びました。文政11(1828)年のシーボルト事件によって、敬作は一時入獄しますが、のちに宇和島藩に召し抱えられ、「医聖」と呼ばれるほどの活躍をみせます。
出獄後の天保2(1831)年、伊予に戻った敬作は、上須戒出身の許嫁(いいなずけ)・西イワと結婚し、この地に移り住みます。この住居跡はイワの出生地でもあり、天保4(1833)年に卯之町へ移るまで、敬作はここで医業を営んでいました。
敬作がこの地で医業を営んだ期間はわずかですが、この住居跡は敬作の業績をたどるうえで欠かせないほか、大洲へ蘭学に基づく医療を導入した地としても重要です。
(昭和53年8月26日指定)
