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2024年度ロボットアイデア甲子園全国大会　優秀賞・WORLD INTEC賞　受賞

八幡浜高等学校3年
酒井花音(かのん)さん(大洲南中出身)

酒井さんは昨年の12月7日(土)に東京都で開催された「2024年度ロボットアイデア甲子園全国大会」に地区予選を経て出場。第三位に当たる優秀賞と協賛企業によるWORLD INTEC賞を受賞しました。
新たな産業用ロボットを使用したアプリケーションのアイデアや実際のビジネスの現場に活かしていくプランの内容を競うこの大会に、酒井さんは1年生から出場していて、今回は嬉しい受賞となりました。
大の動物好きだという酒井さんが考えたのは、人と動物をつなぐロボット。当初、動物の観察や世話をするロボットを考えていましたが、実際に動物園を取材し、飼育員の人たちなどから聞き取りする中で、見慣れないロボットが動物たちにストレスを与えてしまうリスクを感じました。そこで考案したのが、飼育員の代わりに獣舎の清掃を行ったり、来園者への案内や情報提供などの仕事をこなすロボット「あにまもる」。飼育員の負担が減ることで、動物と向き合える時間が増え、それが動物の幸せにもつながるというアイデアが評価されました。
3Dプリンタで作成したという「あにまもる」の1/10模型を手にした酒井さんは「大会前日の交流会では、みんながロボットへの熱い思いを語り合い、大会当日も他の参加者のプレゼンを応援し合うなど、競うというより互いを高め合える大会だった」と笑顔で大会を振り返りました。