- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県大洲市
- 広報紙名 : 広報おおず 2025年6月号
■食に関する現状と課題(抜粋)
令和6年に実施した食育アンケートでは、特に若年層世代の朝食の欠食、全体として栄養バランスの偏りなどの課題がみられました。孤食による「食」への意識低下や食文化の喪失、物価高騰による食生活の偏りなども問題となっています。
全体として、朝食欠食率が高くなっています。小学生世代の朝食欠食率が高い傾向にあり、その保護者世代にあたる20~39歳でも欠食率が目立ち、「ほとんど食べない」人が2割を超えています。
朝食を毎日食べることは、栄養バランスに配慮した食生活や基本的な生活習慣を身に付けるために、非常に重要です。
◇主食・主菜・副菜を1日2回以上摂取している状況(全体)
主食・主菜・副菜をそろえてバランスのよい食事を1日2回以上ほぼ毎日食べているのは約5割の人です。よって2人に1人は食事バランスに問題があるということが分かります。
◇家族との共食の状況(全体)
近年では様々な家庭環境や生活の多様化により、家族との共食の機会が減少しています。
◇食文化や伝統的な料理、作法などを継承し、伝えているか(全体)
世代間での食文化の継承は、十分に進んでいない現状が見受けられます。
~朝食を毎日食べるとこんないいこと~
朝食は栄養補給だけでなく、体内時計のリズムを整える効果もあり、適切な生活習慣の育成と心身の健康の保持につながるとされています。
朝食を毎日食べる習慣は…
・バランスのよい栄養素、食品の摂取
・良好な生活のリズムの確立
・心の健康の維持
・高い学力・体力や良好な学習習慣
などと関係しています
~食育の推進に向けて、まずできることからはじめよう~
(1)1日3食、きちんと食事をとる。
(2)家族や友人と一緒に食事を楽しむ。
(3)うす味を心がけ、減塩を実践する。
(4)よく噛んで味わって食べる。
(5)食べ残しをなくす等、食品ロス削減に取り組む。
(6)地元の産物や旬の食べ物を食べる。
(7)野菜をたくさん食べる。
(8)郷土料理や伝統料理を食べる。
(9)野菜の収穫や、田植え等の農林漁業体験をする。
(10)災害時に備え、食料や飲料水などの備蓄をする。