- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県大洲市
- 広報紙名 : 広報おおず 2025年8月号
2025アジアパシフィックスプリントカップ
(U16男子カヤック)出場
大洲南中学校3年
西田飛博(たかひろ)さん
小学6年生のときにカヌーを始めた西田さん。きっかけは、地域のイベントで体験したカヌーでした。「風を切る感じが気持ちよくて、すぐに好きになった」と当時を振り返ります。それまで続けていた水泳で鍛えた体幹のおかげで、バランス感覚に優れ、めきめきと上達。以来、カヌーに夢中になり、今では週に5~6日、1日2~3時間のハードな練習に全力で取り組んでいます。
今年5月には、石川県小松市で開催された「2025アジアパシフィックスプリントカップ」に出場。オーストラリアやニュージーランドなど、各国の強豪が集うこの大会は、西田さんにとって初の世界大会となりました。「外国人選手の迫力に圧倒されて、緊張してしまった」と語り、思うような結果が出せなかったことを悔しがる一方で、「とても良い経験になったので次に生かしたい」と前向きに話し、すでに次の大会を見据えています。人一倍声を出すことを心がけており、川に入る前には大きな声であいさつをするのが日課です。専属コーチには、技術的な指導はもちろん、練習への向き合い方や、気持ちが落ち込んだ時の相談など、精神面でも支えてもらっていると感謝の気持ちを語ります。
今後の目標は、外国人選手にも負けない漕ぎを身につけ、7月に開催される全国中学生カヌースプリント選手権大会で良い結果を出すこと。そして将来は「オリンピック出場を目指して頑張りたい」と力強く夢を語ってくれました。