- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県大洲市
- 広報紙名 : 広報おおず 2025年11月号
最近、電気シェーバーの分野で驚きのデジタル技術活用が話題になっています。パナソニックは、最新のAI(人工知能)を使ってシェーバーの心臓部であるモーターを設計しました。これまで人間の技術者が長年の経験をもとに改良を重ねてきましたが、20年以上の改良を積んできた製品であり、性能の伸びしろが少なくなりつつありました。
そこで登場したのがAIです。AIは設計図をゼロから考え、出力や効率をシミュレーションで評価しながら、より良い形を短期間で導き出します。その結果、従来より約15%もパワーが向上し、設計にかかる時間も数か月から数日に大幅短縮されたといいます。
人間の知恵と経験では思いつきにくい構造をAIが提案することで、新しい製品づくりの可能性が広がりました。電気シェーバーだけでなく、他の家電や乗り物にも応用できると期待されており、私たちの暮らしに身近な分野でもDXが進んでいることを実感しますね。
