文化 むかしの道具

■ちゃぶ台
折りたたみ式の食卓です。大きさはさまざまで、使わない時は脚を折りたたんで片付けることができます。
明治時代に西洋化が進み、西洋料理店などではテーブルを使うようになりましたが、日本の住宅に合わせ、畳の上で座って使用できるようテーブルを低くしたちゃぶ台が考え出されたそうです。
それまで使用されていたのは膳で、各自その場で食事を済ませていましたが、それぞれの皿をひとつのちゃぶ台に乗せて食べたり、料理を大皿に盛り付けたりというように食事様式が変わり、昭和初め頃にはちゃぶ台は全国的に広まりました。
みんなで食卓を囲むという一家団欒のイメージがあるちゃぶ台ですが、昭和40年頃からダイニングテーブルが普及し、徐々に見られなくなりました。

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