くらし 猫を愛するあなたへ ~人と猫が幸せに暮らすために~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県砥部町
- 広報紙名 : 広報とべ 令和7年11月号
人と猫が安心して暮らすためには、飼い主の心がけが大切です。地域みんなでマナーを守り、お互いが幸せに暮らせるまちを目指しましょう。
■室内で飼いましょう
猫を外に出すと、交通事故や感染症などの危険にさらされます。室内で飼うことで、猫の安全を守り、近所トラブルの防止につながります。
■健康管理を行いましょう
病気を予防するために、定期的なワクチン接種やノミ・ダニ対策を行いましょう。日ごろの健康チェックも大切です。
■エサやりはマナーを守って行いましょう
ひなたぼっこをする姿や、のびのび暮らす野良猫の姿に癒される人も多いと思います。しかし、無責任なエサやりはふん尿やごみの被害を招き、地域のトラブルにつながってしまうことがあります。外で猫にエサを与えるときは、次のことを守りましょう。
・近所の理解を得てから行う。
・決まった時間に、適切な量だけ与え、置きエサはしない。
・食べ終わったら片づけと清掃をする。
■不妊・去勢手術を行いましょう
猫は繁殖力がとても強く、交尾すると高い確率で妊娠します。1回の出産で平均5匹、多いと年に3回出産することもあり、その子猫が半年で親になると、1年で50匹以上に増える計算になります。子猫が生まれてしまった場合、飼い主が飼育できない場合がほとんどです。繁殖を望まない場合は、必ず不妊去勢手術をしましょう。町では手術費用の一部を助成しています。
補助金:手術費用の2分の1の額
上限額:

■TNR・さくらねこを知っていますか?
TNRとは、飼い主のいない猫を捕まえて(Trap)・不妊去勢手術を行い(Neuter)・元の場所に戻す(Return)活動のことです。野良猫がむやみに繁殖しないようにすることで、不幸な命を増やさず、殺処分される猫を減らすことを目的としています。手術を受けた猫は、再び捕獲されないように耳先をV字にカットします。この形が桜の花びらのように見えることから、「さくらねこ」と呼ばれています。
Trap:捕まえる
野良猫がけがをしないよう、専用の捕獲器を使って安全に捕まえます。猫が入ったら驚かせないように、布をかけて落ち着かせます。
Neuter:不妊去勢手術をする
オスは去勢手術、メスは避妊手術を行い、手術済みの印として耳先をV字にカットします。合わせて、ワクチン接種やノミ・ダニの駆除なども行われます。
Return:元の場所へ戻す
手術を終えた猫たちは、「さくらねこ」として元の公園や地域に戻されます。猫は通常、一晩の休養で回復し、翌日には元気に帰っていきます。
■猫の命をつなぐ活動にご支援ください
町が実施している「猫の不妊去勢手術補助金」制度について、毎年多くの申請をいただいていますが、予算がなくなり次第、受付を終了しているのが現状です。今後もこの事業を続け、さらに充実させていくために温かいご支援をお待ちしています。
支援方法:ふるさと納税型クラウドファンディングを実施します。
※町内在住の人も、寄付をすることで税の控除を受けられます。
募集期間:11月3日~令和8年1月31日 目標金額100万円
申込方法:ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス砥部町GCF」または地域振興課の窓口でお申し込みください。
問合せ:町民課環境衛生係
【電話】962-7446
