くらし FROM ME TO YOU みんなでつないでリレーエッセイ

■長田の活動
太田利栄(としえ)さん(70)[長田]

自治会長を引き受けた15年前、長田地区には50以上の世帯がありました。今では30ほどになり、地域の活動を支える人手も少なくなってしまいました。正直なところ苦しい状況ですが、住民のみんなで力を合わせ、できる限りの活動を続けています。
児童数の減少により長田小学校が閉校したのは平成16年のことです。閉校後も地域の交流の場として活用しようと、校舎のそばに石窯や野外いろり、五右衛門風呂などを住民の手で作り上げてきました。平成24年には、過疎化が進む地域を元気にしたいという願いから小学校を再整備。田舎生活体験宿泊施設「お山の学校ながた」が誕生しました。竹を割って流しそうめんをしたり、石臼で大豆をひいて豆腐を作ったりと、自然の恵みに触れながら昔ながらの暮らしを体験できます。大人から子どもまでたくさんの人が訪れるようになり、再びにぎやかな声が聞こえるようになったことがとてもうれしいです。長田地区は行事の多い地区だと思います。毎年秋に開いている「長田食の文化祭」では、釜揚げうどんや手作りピザ、こんにゃくなどを販売。今年も町内外から350人以上が来場し、大いに盛り上がりました。地域外の人たちも準備を手伝ってくれ、多くの人の協力のおかげで開催することができました。
地域の姿は少しずつ変わっていきますが、これからも「住民の手で」を目標に、長田の活動を続けていきたいです。

次は、大程寿博さん[程内]にお願いします。