- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年9月号
■9月は「がん征圧月間」 予防と早期発見で健康な毎日を
毎年9月は「がん征圧月間」です。7年度は「健康は予防と検診の二刀流」をスローガンに、がんの予防や治療などに関する啓発活動を全国で行っています。
がんは日本人の2人に1人がかかる身近な病気です。主な原因は、喫煙や飲酒などの生活習慣の乱れと、ウイルスや細菌への感染です。気を付けたいポイントを確認しておきましょう。
●生活習慣を見直して予防
次の5つの予防方法を実践することで、がんになるリスクをほぼ半減できるといわれています。日頃の生活を見直し、できることから始めましょう。
1)禁煙 自分が吸わないだけでなく、他人のたばこの煙も避けましょう。
2)節酒 がん予防のためには、酒を飲まないことがベストです。
3)バランスの取れた食事 減塩する・野菜と果物を食べる・熱いものは冷ましてから食べる――などが特に大切です。
4)運動 一日あたり18~64歳は60分、65歳以上は40分を目安に運動をしましょう。
5)適正体重を維持 BMI(※)は25未満が目標です。
※「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算した指数。
●検診で早期発見
日本人のがんの発生原因で多いのが感染で、女性は1位、男性は2位となっています。B型・C型肝炎ウイルスは肝細胞がん、ピロリ菌は胃がん、ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんに関連します。感染すると必ずがんになるわけではありませんが、予防接種や検査・治療など、状況に応じた対応を取ることが大切です。
がんは進行する前に発見できれば、約9割は治すことができます。検診が早期発見につながるので、定期的な受診を習慣づけましょう。