- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年11月号
■子どもの転落事故をなくすために「ベランダ」「窓」に、今すぐ対策を
●子どもの転落事故が増えている
近年、子どもが住宅の窓やベランダから転落する事故が増えています。消費者庁によると、過去32年間で発生した6歳未満の転落死亡事故は134件で、そのうちベランダからが92件、窓からが42件でした。
事故が発生した場所では、7割以上で子どもがよじ登るための「足がかり」がありました。ベランダではエアコンの室外機、窓際ではベッドやソファなどが、転落の一因となります。
●転落しやすい子どもならではの特性
子どもは頭部が大きく重心が高いため、頭から転落しやすい傾向があります。また危険を理解する力や判断力が未熟なため、大人が想像できないような事故を招くことがあります。普段から子どもから目を離さないのはもちろん、転落の危険性を教えることや、予め対策をすることが大切です。
●ベランダと窓に対策を
《ベランダ》
・足がかりとなるものを置かない
・エアコンの室外機は、手すりから60センチ以上離すか、登れない高さの柵で囲う
《窓》
・ベッドやソファなどの配置を工夫する
・子どもの手が届かない高さに補助鍵を付ける
・網戸などが外れやすくなったり、破れたりしていないか点検する
・網戸用の鍵を付ける
