くらし 今月のあの人この人

「日本一の柑橘をつくる」
田縁 大晴 さん –川永田–
田縁大晴さんは、就農して6年目の25歳。専業農家の父の後継ぎとして、柑橘農家の道を選びました。
現在は、家族や従業員、あわせて6人ほどで、温州ミカンや紅マドンナ、甘平、清見タンゴールなど、10haの園地で約30品種を栽培しています。柑橘は品種ごとに個性があり、その違いも楽しい所の1つだそうです。天候や病気、台風などの自然災害など、想定外の事が起きた時は大変ですが、柑橘のスペシャリストであるお父さんから学びながら試行錯誤して、大切に育てています。
柑橘農業の現場でも高齢化は深刻で、良い条件の園地なのに、年齢の問題で高齢者が離農している現状があります。そんな中、大晴さんら若者が就農したことで、今まで手を入れられなかったところに、手が回るようになり、そんな時に手ごたえを感じるそうです。
大晴さんは「柑橘農家は、時間や場所、労力など、自分で決めた指標で働けます。近年は柑橘の価格も安定してきて、収入にブレがなく、若い人も始めやすい状況です。それに伊方の豊かな自然の中で働けることも魅力ですね。今後の目標は日本一のおいしい柑橘をつくることです。」と笑顔で話してくれました。

■八西CATV放送日
10月1日(水)18:30〜

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