- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年12月号
令和7年度世界エイズデーキャンペーンテーマ
“U=U 検出されない=性感染しない。”
これまでHIVとエイズに対して様々な取り組みがなされてきました。治療法の進歩によりHIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。
■キーワードはU=U。
今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、「U=U」という言葉をより一層浸透させること
で、もう一度HIV/エイズことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。U=Uとは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)の略です。ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきましょう。
■レッドリボン
“レッドリボン(赤いリボン)”は、世界エイズデーキャンペーンをはじめ、HIV/エイズに関する運動の世界的なシンボルです。
エイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達の間にもエイズがひろがり、亡くなるアーティスト達が増えました。そうした仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。その後、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。
このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょう。
