イベント こちら、あんぱん室! vol.16(1)

■「あんぱん」最終回パブリックビューイング
9月26日に保健福祉センター香北で、連続テレビ小説「あんぱん」最終回のパブリックビューイングが開催されました。会場には市民の方々をはじめ、作品を応援している方々など、多くの来場者にお越しいただきました。
イベントは、世界的に活躍するマジシャンで、やなせたかし記念館の学芸員でもある、香美市在住のTokyo Tomoさんによる巧みなマジックと学芸員ならではのトークで幕を開け、会場は笑顔と驚きに包まれました。続いて「あんぱん」最終回が上映され、来場者全員で感動のフィナーレを見守りました。また締めくくりには大宮小学校4年生による合唱が披露され、元気な歌声が来場者に愛と勇気の大切さを伝えるような、心温まるひとときとなりました。
今回のイベントは、香美市が誇る文化と人のつながりを再確認する貴重な機会になったと思います。「あんぱん」の放送は終わりましたが、この盛り上がりを今後につなげていくためには、香美市のみんなで力を合わせることが大切です。これからもどうぞ、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

■第18回香美市市民大学
9月27・28日に香美市市民大学が開催され、保健福祉センター香北では連続テレビ小説「あんぱん」脚本を担当した中園ミホさんが、香美市立中央公民館では制作統括の倉崎憲さんが講演をされました。
中園ミホさんは『「あんぱん」に込めた思い』と題し、「あんぱん」ができるまでのお話や生前のやなせ先生とのエピソード、映像として完成した「あんぱん」の感想などをお話してくれました。
倉崎憲さんは、『物語が生まれる瞬間』と題し、自身が映像作品を作ることになったきっかけから始まり、なぜやなせ先生と妻・暢さんをモデルにした作品を作ることになったのか、どのようにキャストが決まるのかなどをお話してくれました。
お二人ともとても興味深いお話をしてくれましたので、あっという間の講演となりました。あんぱん室では、より多くの方にお二人のお話を届けたいという思いから、市民大学終了後に特別インタビューを実施しました。この特集の最終回として、広報12月号にインタビューの内容を公開予定です。ぜひお楽しみに♪

■〔祝〕記念植樹を行いました!
9月26日に香北町「香北の自然公園」で、連続テレビ小説「あんぱん」の放送を記念した植樹式典を開催しました。
式典当日は中園ミホさんと倉崎憲さんをお迎えし、八重桜の植樹を行っていただきました。また、季節の都合で当日に植樹ができなかった朴ノ木については、植樹予定の場所でお二人に鍬入れをしていただきました。春には、朴ノ木の植樹も予定されており、今後の成長が楽しみです!
植樹された八重桜と鍬入れされた朴ノ木が、「あんぱん」のレガシー(遺産)として、市民の方々にはもちろん、観光で訪れる皆さんにも長く親しまれることを願っています。今後も、木々の成長の様子などを香美市のホームページでお知らせしていきますので、引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

◆植樹にあたり、お二人からコメントをいただきました♪
○中園ミホさん
やなせ先生の故郷・香美市には番組開始前から何度も足を運んできました。私にとって、やなせ先生は特別な存在であり、今回こうして再びこの地に戻り、記念の植樹をさせていただけたことを大変光栄に思います。
番組は一区切りを迎えましたが、先生の作品やメッセージがこれからも多くの方々に受け継がれ、育まれていくことを願いながら、心を込めて植樹させていただきました。

○倉崎憲さん
「あんぱん」の最終回を迎えましたが、作品は終わっても、見てくださった皆さまの心の中に、5年後、10年後、20年後と残り続けてほしいと願っています。「あんぱん」が、日常のどこかで思い出していただけるような作品になっていたら嬉しいです。今回の植樹には、そんな思いも込めさせていただきました。
高知にはこの2年間だけでも30回ほど訪れ、第二の故郷のように感じています。これからも通い続けたい場所ですし、このご縁を大切に、今後の作品づくりにも生かしてまいります。