- 発行日 :
- 自治体名 : 高知県香美市
- 広報紙名 : 広報香美 2025年11月号
■学力調査の実施
4月に「全国学力・学習状況調査」が全国一斉に実施されました。この調査は、子どもたちの学力や学習状況を把握し、学校での授業改善に活用したり、家庭などと協力して子どもたちの生活を見直す目的で行われています。
香美市教育委員会では、この結果を受け、各学校と連携して、学力向上により一層取り組んでいきます。また、この調査結果に示された香美市の子どもたちの学力の現状についてお知らせします。

■調査結果
香美市の結果は右のとおりです。
小学校は約4p程度全国平均を上回っており、中学校では全国平均同等の結果となっております。
今後さらに授業改善を図るため、調査結果を分析し、これまでの取組の成果と課題を検証します。
学校は、『P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)サイクル』を学校全体で回しながら、個に応じた学びと合わせ、学びにおける「探究のプロセス」でもICT端末を効果的に活用することで、思考を活性化させ、主体的・対話的で深い学びの実現につなげていけるよう取組を進めています。
授業改善の取組の一環として、各校での研究に加え、各中学校区で小中学校の教員が9年間のつながりを理解し、学習内容の系統性・連続性だけでなく、学びの質をともに高める研究に取り組んでいます。
■小学校(平均正答率)

■中学校(平均正答率)

(※)中学校理科は、IRTスコアで示されています。
IRTは項目反応理論(Item Reaponse Theory)のことで、国際的な学力調査などで採用されている、異なる問題から構成される試験・調査の結果を、同じ尺度で比較することができるテスト理論を指します。
■ICTの効果的な活用意識調査より
社会の急激な変化により、予測困難な時代と言われるこれからの時代に、力強く対応する力を育成する要となるのが「探究的な学習」です。第2期香美市教育振興基本計画でも、基本目標1に「探究的に学び、社会を生き抜く力をもった人の育成」を掲げています。ICT端末は、この探究的な学習を支え、広げると言われていますが、GIGAスクール構想も5年目を迎え、端末の活用も日常化してきました。次のグラフは、児童・生徒が回答した意識調査の結果です。「できると思いますか?」という問いに対し、各項目において肯定的回答(「とてもそう思う」「そう思う」と回答した割合)が全国平均を上回っています。
■小学校 タブレットの活用(スキル)

■中学校 タブレットの活用(スキル)

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