くらし 小さな「水切り」大きな「環境効果」~一滴の手間で、市の未来を守る~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県直方市
- 広報紙名 : 市報のおがた 令和7年9月1日号
■生ごみの80%は水分!
家庭から出る「燃やせるごみ」のうち、12%が生ごみです。その生ごみ、実は約80%が水分を含んでいることをご存じですか?水分が多いと、ごみ処理施設での焼却に時間がかかり、たくさんのエネルギーを使って燃やす必要があります。
結果として、直方市内の生ごみの処理にかかる費用は年間でおよそ2,400万円にも!※
さらに、ごみ袋の破損や悪臭、虫の発生、環境への負担等、日常生活にも少しずつ影響を与えることがあります。そこでおすすめしたいのが、「水切り」です。今日からできる、かんたんエコ習慣。生ごみの水切り、始めてみませんか?
【燃やせるごみの量年間1万800トン】※
※令和6年度実績
■今日から始めることのできる「水切り」を紹介!
●大さじ1杯の水切りで効果絶大!
市民一人ひとりが、毎日大さじ1杯(約15グラム)の水切りをするだけで、年間約300トンのごみ削減と、年間約700万円の処理費用削減につながります!未来のために、今日から「水切り」を始めてみませんか?
詳しくは、右の二次元コードから市のホームページをご覧ください。
※詳細は本紙参照
・しぼる
水切りグッズやビニール手袋等を使って、水切りネットに入れた生ごみをギュッとしぼる!
・ぬらさない
野菜の皮やヘタの部分は洗う前に切り落とす!
・乾燥させる
お茶がらやコーヒーの残りかす等をぎゅっと絞って一晩乾燥させておく!
●コンポストで「水切り」をしてごみ削減‼
生ごみを堆肥容器(コンポスト)で処理すれば、「生ごみを出さない」生活になります。市では、コンポスト等購入費用に対し支援を行っています。詳細はホームページをご覧ください。
■水切りで家庭も環境も守れる5つのメリット!
01 ごみ量の削減
水切りでごみの水分量が減り、ごみの量も軽くなります。ごみ袋も小さくなり、経済的にも負担が軽減されます。
02 悪臭・虫の抑制
ごみの水分が減り、細菌繁殖が抑えられます。清潔なごみ出しが実現、悪臭や虫の発生を防ぐことができます。
03 ごみ袋の破損防止
水分をしっかり切ることで漏れ・破損が少なくなり、衛生・安全面も安心です。
04 市民サービスの向上
不要なごみ処理費用が削減され、その分を市民サービスの拡充にあてることが可能に。皆さんの協力が大きな力になります。
05 焼却効率アップでCO2削減
ごみの水分が減ると、燃えやすくなり、補助燃料やCO2の使用量を削減できます。
■水切りを継続するためのポイント3選!
1)自分のペースを守る
まずは自分できることから!毎日少しずつ取り組んでいきましょう。
2)習慣化が大切
食事の準備や片付けと一緒に水切りしてみましょう。
3)道具を味方に
水切りネット等、市販のグッズを活用すると負担が軽減できます。
毎日の「水切り」習慣で環境を守りましょう‼
■水切りだけではない!フードロス削減でごみの減量へ
使わずに捨てている食材はありませんか?
フードロスの削減で経済的負担が減ります
・食べる分しか買わないので、家計と環境に優しい!
・ごみの出る量が減るので、ごみ袋を節約できる!
01 買いすぎない
買い物前に冷蔵庫や収納庫をチェックして事前に買い物リストを作りましょう。
02 使い切る
食材は必要分だけを購入し、賞味期限や消費期限を確認して使い切りましょう。
03 食べきる
料理は作る量や盛り付けに気をつけて食べ残さない工夫をしましょう。
問合せ:循環社会推進課廃棄物対策係
【電話】26-4992