イベント 【飯塚山笠特集】ボクと山笠 最初で最後の台上がり
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県飯塚市
- 広報紙名 : 広報いいづか 令和7年8月号
■参加3年目で今年がラストラン!―タイ人の留学生を取材しました―
Q1.参加したきっかけは?
A1.学校の職員の方から紹介され、興味を持ったのがきっかけです。日本文化を実際に体験できる貴重な機会だと思い、参加を決めました。
Q2.山笠の印象は?
A2.とても真剣に、力強く山を担いでいて驚きました。締め込み姿にも最初は戸惑いましたが、今では自然に感じられるようになりました。
Q3.練習はどうでしたか?
A3.立ち位置を覚え、他のチームとの連携も必要なので、大変ですが楽しいです。方言や話し方にも慣れるのに時間がかかりましたが、今ではチームの一員として楽しんでいます。
Q4.タイの家族や友人の反応は?
A4.締め込み姿に驚かれることが多いです(笑)。「恥ずかしくないの?」と聞かれましたが、写真を見せると「面白そう!」と関心を持ってくれます。
Q5.最後にメッセージを!
A5.外国人の方は地域の人と交流する貴重な体験ができるので、ぜひ参加してみてほしいです。また皆さんにお会いしたいので、タイに戻ってもいつか飯塚を訪れたいと思っています。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■受け継がれる熱き魂―飯塚山笠、今とこれから―
飯塚市の夏の風物詩である、市民祭「飯塚山笠」。市民に親しまれ、学生、企業、更には外国人の参加により新たな活気が生まれ、地域・世代・国籍を超えた交流の場にもなっていることから今や、飯塚を語るうえで欠かせない有名なイベントとなっています。
しかし近年、舁き手・観客の減少が飯塚山笠振興会の課題となっており、例年「7月15日」に行っていた追い山を、今年はより多くの人が参加しやすい、日曜日の7月20日に市民祭「飯塚山笠」として実施する大きな決断がなされました。そのような中で迎えた当日、コース周辺に集まった多くの観客に見守られ、飯塚の街並みを、3千人以上の舁き手たちが各々の山を舁き、交代しながら颯爽と走り抜けていきました。
「人と人とのつながりを大切にし、喜びを分かち合える場、そして地域全体で盛り上げる「市民祭」として、今後も飯塚山笠を受け継いでいきたい。」―飯塚山笠の継承と発展を支えてきた山笠振興会から確固たる決意を感じる言葉が発せられました。
各流が威信をかけて競う姿はこれからも見る人の心を震わせることでしょう。