くらし [人権週間特集]「あたりまえ」って何だろう?
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年12月1日号
◎男の子だから「泣くのはおかしい!」と言われる
◎字幕や副音声の機能を使わずに動画を見ることができる
◎「子どもは未熟だから」と意見を聴いてもらえない
どれも、ありふれた日常のワンシーン。それって「あたりまえ」のことなの?
そもそもその「あたりまえ」って誰が決めたの?
日常でよく使う「あたりまえ」という言葉は、主に「一般常識」「社会的ルール」「そうあるべきもの」ということを意味します。今回の特集では、この「あたりまえ」をキーワードに人権問題について考えます。
■自分の立場を知ることがスタート!
あなたが置かれている立場が「あたりまえ」の基準になっていませんか?
◇チェックシート

◇「あなた」の立場を知る
一概に「あたりまえ」と言っても、人それぞれの立場によって基準も種類も異なります。左のチェックシートで、あなたの立場がマジョリティ(社会的多数者)とマイノリティ(社会的少数者)のどちら側に近いのか確かめてみましょう。
◇もし、逆の立場だったら?
マジョリティ側には、その社会集団に属することで、苦労せずとも与えられる「恩恵(特権)」があります。一方のマイノリティ側は、マジョリティ側の「あたりまえ」により差別や偏見の対象となりやすく、それにより精神的なダメージを受けてしまうことがあります。もし、あなたがマジョリティ側に近い立場であった場合、あなた自身の言動や、あなたにとって快適に過ごせる日常そのものが、逆の立場にいる人を差別や偏見で苦しめているかもしれないのです。
■差別は「する」「しない」だけではなく社会環境の中にも「ある」!
◇左利き用に作られていない!
ハサミなど左利き専用の文具も作られてはいるが、自動販売機の代金投入口や右回しのドアノブ、自動改札など、左利きの人が使いづらいものが多い。
◇建物に段差があって利用しづらい!
階段しかない駅や、通路に段差がある建物は、障がいがない人にとっては支障がないが、障がいのある人や高齢の人にとっては危険で利用しづらい。
◇多言語による案内が少ない!
案内表示などに多言語表記が少なく、日本語を読めない人たちは、日常生活や非常時に重要なことを理解できずに困ってしまうことがある。
◇出身を聞かれるとつらい!
就職や結婚などの人生の節目において、何気なく問われる「出身はどちらですか?」。さまざまな理由で言い出せず、悩み苦しむ人がいる。
上の例が示すように、差別や偏見がある社会環境は、実はマジョリティ側中心で、その特権により作られていることがわかります。(詳しくは過去の広報紙を参考)
■一歩踏み出すことから始めよう!気づき・考え・行動する!
誰もが公平公正な立場で生活できる社会にするためには…
[気づき]
マイノリティ側の「あたりまえ」についても考慮する
[考え]
少しずつでも理解を深め、社会を変えるにはどうすればよいか考える
[行動する]
自身ができることから始める
「気づき・考え・行動する」というサイクルを継続していくことが重要です。一人ひとりが一歩踏み出すことから始めて、誰もが安心して暮らしやすい社会の実現へとつなげていきましょう。
問合せ:人権・同和対策課
【電話】85-7133
